今日は午後から、恒例 Kちゃんのお茶教室。

めずらしく私より遅れてきたKちゃんは、お母さん連れだった。



20年近く前まで、14年ほど
母娘でお茶の教室に通ったそうだ。

なんか羨ましい話。

本当なら私の実家の方が芸どころだったんだから
私にそんなエピソードがあってもよさそうなものだけど
バイクの上にいる時間の方が、畳の上より遥かに長かった
あの時代の私に、そんな雅な時は流れなかった。

農家のお母さんはカッキリ直角に腰が曲がってしまっている。
5人兄弟の末娘であるKちゃんは、実は介護のプロ。

お母さんの手を引く姿は、ヘンな言い方だが

とても サマになっているのだ。

そこだけが、冬の日向のようにあたたかい。



あ、いや、今日は暖かかったんだけど
そうじゃなくてね、

温か なのよ。


お母さんとおしゃべりしながら
(本来禁止事項だけど)
初めての 「炉のお水注ぎ」のお点前を2回まわし。

とても楽しかった。

私的には、おしゃべりしてても
手が自然と動くっていうのが理想なんだよね。

身体が覚えててくれなきゃこれはできない。


今日のために(今日を口実に?)Kちゃんが新調した
立ち雛模様のお茶碗を拝見しながら


「ああー 私今年は立ち雛すら出せてない」と反省。

こんなん書いてるんならさっさと出せよってことだから
後から出そう。


今日の御道具拝見ごっこで
茶杓に付けた御銘は「春一番」

「お茶杓の御銘は?」
と聞かれて

「ごめん、準備不足でさ
 ちょっと荒っぽいのイクけどいい?」と前置きつきで(笑)


本当は、春とか二月とかをダイレクトにつけずに
それを想像させるのが言葉遊びなんだけど
夕べはちょっと必死で仕事したせいか
調べ物することすっかり忘れて出かけちゃった。

ひと月に一度しかないチャンスなのに
超ショック!

光とか風っていうのが春の季語に多いみたいだね。

ちなみに二番目は、「雪柳」


今日、Kちゃんが用意してくれた茶花が

桃と雪柳だったもんだから…。


それでこれもらってきた。
貴重な蕾がひとつ落ちちゃったけど(涙)

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雪柳は強いから、根付くかもよって言われたんで
早速下の方ちょん切って埋めてきたー。



…でも、気をつけないとね。

芽が出て来た頃には忘れてて

「ナニコレ!?」ってズボッて
引き抜いちゃったことあるんだよね私 orL


さあー、おひなさんカモーン!