はあ~。いきなり開始時刻が予定より10分遅れてたので、

スタートからハラハラしちゃった。


朝もはよからブレスケアかみかみしてスタンバってたんだけどね。

相手に密着するから一応エチケット。

キス迫られてもOKなぐらい歯磨きしていざ出陣。



大慌てで始めて、(足袋まで履かせて)何とかカタチにできました。

それでもやっぱり肌襦袢から20~25分は掛かったかな。


やはり本番は何が起こるかわからないね。

もっと短時間でキメられるように腕を磨きたい。



彼女の和服正装デビューと思うと、ちょっぴり心許ないけれど

まあ私の腕の現状があの程度ってことだな。


本番入れて都合3回着付けさせてもらった訳だけど

一応その中では一番うまく収まったかと思う。


でも、もしまたやらせてもらえるなら、伊達衿ピン買っちゃおうかな。

どうにもあいつが嫌いだ!自分は使ったこともない。


着物姿は8割がた襟元で印象がキマる。

多少他に難があっても、襟元さえピシッとしてればそれでOK。


なのにそこにあの伊達衿が…。

ただでさえ神経使ってるのに、目の前ちょろちょろしやがってええええ。

ああムカつく。



人に着付けてもらうと、苦しいのには訳があるって今日わかった。


どうしても自分がいなところで着崩れたら…と思うと

怖くて余計にひと締めしちゃうんだ。


自分なら、どこをどう引っ張れば何が引っ込むかわかってるし

万一緩んできたらどうすればいいかわかってるから

楽に着付けるんだけど。


夕べ寝る前に最終イメージレッスンとして読んだ着物の本もいけなかったな。


「外歩いてて、帯がストッと落ちてしまったの。

 もうパニックになってしまって結び方がわからない。

 『誰か、着付けのできる人、いませんかぁーっ!』と

 叫んでしまいました」


…「お医者様」じゃねえのかよ…。


と、ツッコミながら笑って布団に入ったけど

しっかりマイナスイメージを刷り込んでしまったのかもね。


ともあれ、着付け終わって、さようならしたらあとは野となれ山となれ

ぐらいの度胸がないといかんな。



なんだか心配すぎていつまでも

あそことここは気をつけてだの、こうなったらこうしてだの

注意事項いくつあんのよ?と自分でも思いながら離れられないでいたら


「もう行くから!」と追い出されたよ。


こんなん書いてても心配で仕方がない。


ああ、いかんなあ 心を残した着付けなんかしちゃあ。


入学式頼んでくれるかしら…。



しかし、こんなじゃ当分金は取れんな。

楽しいからいいけど。


よし! 目標、金の取れる着付け! これだ!!