黄昏の中、クルマで国道を走っていると
背後から何かが迫ってくる気配。

空気を薄く切り裂くようなヒーンという音が聞こえたかと思うと、
青い機体がデルタ編隊で3つ眼前に現れた。

それが通り過ぎたと思ったら少し遅れてまた並列で3機。

今度は尾翼にはっきりと白く書かれた番号が読み取れた。





ドルフィン!

そう! 彼らはまごうことなきブルーインパルスだっ!!!


呆然としてバーナーを眺めているとスリップストリームに入ったかの如く
自分のスピードがみるみるうちに上がっていく。

地上高せいぜい3mあたりを翔んでいた彼らが
ひと跳ねでグンと高度を上げる。

まるで着いてこいといわんばかりに。

青いデルタは、はるか上空で美しいループを描き、
飛び去っていった。


地面を這いずることしかできない私は
眩しく彼らを見送った。

胸のタービンが焼き付きそうだ!!!





という夢を見た。
明日はついに浜松エアフェス。

どんだけ楽しみなんだ自分。

しかし、こんな夢見られてシアワセ。
まだドキドキしてる。



待ってろよー、ドルフィン!

寝坊しないように、今夜の飲み会はドライバー申告なのだ。