母の子殺しに思うことは、たくさんある。

曲がりなりにも、二児の母なので。


いくつで母になっても、誰もが初めての経験。

サポートしてくれる人がいたとしても

その人たちだって、経験豊富とは限らない。


それまでの人生で、頑張ってそこそこ結果を出せた人にとって

育児はたぶん余計に辛い。


だって、相手があることだから。


それも言葉が通じないし、徹底的にひ弱なくせに、

圧倒的に我がままな奴が相手なのだから。


自分の努力だけで点数がきっちり取れる類のものとは違う。

育児書のとおりにいかない、思うようにいかないのが育児。


はっきり言おう。


何をどうやっても泣き止まない子供を

畳に叩きつけたくなったことぐらい

何度だってあるわよ!


私だけでなく、きっと多くのお母さんは経験してるんじゃないかなー?

泣き止まない子供を抱きながら、負けずに泣いたことだって何度もある。


そんなことはアタリマエの極々フツーのことなのだ。

(あくまで当社比デスが)


ただ、その一線の上で踏みとどまったから今があるだけ。

思うのと、実行するのとでは、

やはり悲しいことに天と地ほどの違いがある。


だから、知っておいてほしい。


あなたが今いる一線の上で

一度だけでもいいから、見失ってることを思い出して。


あなたがいるところは、まだ引き返せるところ。

どんなお母さんも、みんなが立ち止まったところなのよ。


どうかそちら側へ行かないで!


今はあなたの手を煩わせることしかしない赤ちゃんも

じきにあなたの手助けをするようになるわ。

うまいことやれば、海外旅行の一つもプレゼントしてくれるかも!

(↑ 実話…ありがとう、娘)


そんなチャンスをみすみす捨てるなんてバカらしいよ。

育児なんて、人生のうちのほんの一瞬。

いつか懐かしく思い出せる時がくるの。


だから、どうか一度だけでも振り返って!

あなたは母親失格なんかじゃないからね!


赤ちゃんは泣きすぎても死なないから(大体はね)

赤ちゃんをベッドに戻して、一緒に泣きなよ。


私は団地で子育てしてて、夜泣きがほんとに恐怖だった。

子供と一緒に布団をかぶって、

その中で一緒にわんわん泣いたこともある…。


泣き疲れれば子供は寝るっていうけどさ、

うちの子、2時間泣き続けたよ…。ε=(・д・`*)


まあ、心肺機能の丈夫な息子になりましたわ。


そんな日々を過ごすから、

母と子供は親子であり、戦友でもあるのよ。

お得でしょう? ねっ! 



それからさー、よく「母の愛は海より深い」とか

大仰なこと言うけれど、

自分が子供を育ててわかったのは


母の愛よりも、子供の母に対する愛の方が

ずっとずっと大きいんじゃないかなということ。

(同じく当社比。母の出来が悪かっただけかも…)


ストレスをついぶつけてしまった時にも

子供たちは必ず赦してくれた。いつも私を求めてくれた。


新米ママたち、どうか子供たちからたくさん愛をもらってください。

みんなあなたを愛してるよ。


悪魔で天使な子供たちと、どうか短い蜜月が送れますように…