私が子供の頃、いじめというのは、

一種の「はしか」のようなもので

高校生にもなれば、大体は収まっていった。


もちろん 「イヤな奴」 は絶対にいなくならないし、

集団と集団の対立や 諍いはいくらでもあったけれど、

中学までのように、「1:多数」 という構図は見られなくなった。


高校生になった(大人になったと思ってた)自分たちにとって、

それは 大変子供っぽい行い であり、「恥ずべき行為」 と見えた。




それがいつの間にか、当たり前のように


「いじめは大人になってもある」 というセリフが

テレビや新聞で、堂々と踊るようになった。


集団で個人を攻撃することを恥ずかしいと思わない。


自分個人では、人と対立することすらできない者たちが

徒党を組むことで、自分を人の中に潜ませて、人を攻撃する。

つまり人の陰に隠れて、人を攻撃する。


それを恥と思わない。


ネットの炎上もまったく同じ構図ね。

匿名集団で、絶対多数の勝ち馬に乗って、

何の迷いもなく、個人を完膚無きまでに叩く。


それは、叩く自分の手に痛みの実感がないからできること。

自分は不特定多数だから、良心の呵責もない。

でも、絶対正義だから、これは正義の鉄拳。


名乗りを上げず、個人を攻撃することになんの躊躇もない。


そんな大人たち(か、どうか、それすらも匿名社会では分からない)

放置する(せざるを得ない)社会。


それを見て育つ子供たち。

背中がうすら寒いわ。


せめて面と向かってたくさん口喧嘩しようよ。


意見を戦わせることを恐れないで

人生をちゃんと 「個人戦」 で戦うことを教えよう。


やるなら タイマンでいこうよ。

それが出来ない奴ら、


恥を知れ! 貴様ら子供かっ!