台湾旅行記１

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台湾旅行記　1


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皆様、GWを楽しんでいらっしゃるでしょうか？
うらやましい。こちらは普通に仕事しています。
何で俺だけ…とも思いますが考えてみれば、
先月は半分以上休んでいたんでした。

で先月の休みの記憶です。

まずは台湾への道のりから。
4月23日早朝に札幌を出て成田へ
成田から台湾のルートで現地に着いたのは
夕方3時くらいだったと思います。

今回、台湾に来た理由は以前プログでも紹介した

http://plaza.rakuten.co.jp/dubaikinniku/diary/20060206/

Rさんに会うためです。


一応は迎えに来てくれると言っていたので
あたりを見回してみますが、予想通りRさんは迎えに来ていません。


電話してみると当たり前のように
『ごめん、少し遅れてまだ台北駅にいるからBUSに乗ってきて。』と言っています。
まあ、一昔前のDUBAI太郎であれば怒っている所ですが
Rさんのいつもと変わらない態度に『しばらく会ってなかったが元気そうだな…。』
と安心してしまうDUBAI太郎なのでした。


で、
『てこでもマンダリンしか喋りません！』
『ええ喋りません。貴方が英語で喋っている意味はパーフェクト理解できますが、
金額すら北京語でしか教えません！イーアルサンスー！！』
って感じのオーラをかもし出している無愛想なおねえちゃんから
カウンターで切符を買ってBUSで台北へGO!。


車内から外の景色を眺めていると、ふーむなるほど。
台湾と言うのは自然がいっぱいで長閑な感じです。
雰囲気いい感じなのですが…。
はてなにやらおかしいなと途中で考えます。なにか違和感があるのです。
よーく考えてみると、自分が今まで考えていた台湾と少し様子が違うのです。


自分はもっとトロピカルな雰囲気丸出しなのかと思ってた。
わかりやすく言うならお尻丸出しって感じかとおもったがそうでもないんだす。
隣の席に座ったおじいさんなんて、すごくホンワカした感じのいい人でまるで
東北の田舎町のおじいさんで感じだし。どうもイメージがちがう。
トロピカルな雰囲気は感じられない。
たぶん自分が台湾のことを何も知らない、
というか全く下調べもしてこなかったので、（この時点でホテルすら予約していない）
勝手に頭の中で脳内台湾を作り出してしまったんだと思う。

ちなみに自分の脳内台湾は
『椰子の木が並び、きれいな砂浜で三味線の音が聞こえて
尚且つ、暑いので女性はみな薄着で情熱的で、


台湾美女　『少々待！貴男激似喪小道!? 求許可我呼台湾的喪小道?』
DUBAI太郎 『否否！安奈小僧葉目蛇無！』
台湾美女　『嗚呼我好好喪小道的野生味溢美男子…』
DUBAI太郎 『若氏御嬢面良条件以外条件無、他当、星数面良発見台湾内？。』
台湾美女　『!!…今日野御相手葉御決鞠？（愛落…）』


なんて感じで話しかけられて、
夜はキャンプファイヤーの前でリンボーダンス！
見たいなイメージだったのですが、どうもそんな感じではありません。
ちなみに上の北京語をDUBAI太郎脳内マンダリンで訳すと


台湾美女　　『ちょっと待って！貴方ものすんごく『もこみち』に似てない!?　
　　　　　　　　台湾の『もこみち』って呼んでいいかしら？』


DUBAI太郎 『いやだね。…あんな小僧、めじゃないからな。』

台湾美女　　『ああ、私、もこみち見たいなワイルドなイケ面が好きなの…』

DUBAI太郎 『お嬢さん。もし顔がいいだけで問題ないなら、他を当たれ。
　　　　　　　　台湾でも星の数ほど見つけられるだろう？。』

台湾美女　　『!!…。今日の御相手はお決まり？…（Falling Love）』



上記のようになります。
まあ、これは脳内台湾での話ですので
ここまでで実際に話したことがある唯一の台湾人女性である
バスの切符売り娘は非常に無愛想でイーアルサンスーしか
喋りませんでしたので、それも違和感の原因だと思います。

ちなみに喪小道は『もこみち』です。
変な名前だよね…。

もこみち


またもや、話が本題とずれてきたので元に戻します。

約1時間でBUSは台北駅に到着
降りた途端にRさんが額に汗を浮かべながら、
台湾に住んでいるので荷物なんて無いはずなのに
でかい旅行バックみたいなのをずるずるずるずる引きずって近寄ってきました。


開口一番『遅いやん！！』
関西弁で『遅いやん!!』
『もこみちが出てきたかと思ってサインもらおうかと思ったよ、にこっ。』
てぐらい出来ないのか！
しかも、何で遅いなんて言われてしまうのか、
遅れたのはRさん自身であるのをすっかり忘れております。
相変わらずのパワーを感じます。
自分もパワーはあるほうだと思うのですがこの人には負けます。


で、まあ久しぶりに会いましたので許してあげてとりあえず、
『久しぶり～！』
なんて挨拶を一通り交わした後
『とりあえずどこに行きたい？』
と聞かれましたので、
『荷物も重いし、とりあえずホテルにいく。』と言ったところ
『なんてホテル予約したの？』
と聞き返されました。
『これから予約する。』と返事をしたら
『ホテル予約してないって！？どうするつもりやねん！』
とちょっとお怒りです。

その後二人でホテルを探して歩きました。

自分はどこでも良かったので、駅の近くにあった安ホテルを見つけて
なかに入ってみると、いかにも安宿でしたがまあ2泊ですので問題ないと思い
Check in しようとしたら『うちはいややで、なんかこのホテルしょぼい！』
って、アンタも泊まるんかい？台湾に住んでるんじゃないんですか？
で良く聞いてみると住んでいるのは台北からはすごく遠いところらしいのです。
『言ったやん。前に言ったやん。』と言っていましたが
確かにきいたような気もしますがすっかり忘れていました。


その後、わがままなRさんのつてで電話をかけて、
探し当てたホテルがプリンスホテル。日系ホテルです。
急いでタクシーで移動して、無事チェックイン！

と思ったらRさんが『うちお金ないねん…。』
とかいっているので、ダブルを取って部屋に泊めてくれと
言っているのだと思い、
『駄目だよ！アレックス（Rさんの彼氏、スイス人）に怒られるよ。』
と言ったら、『？』と考えてから一呼吸おいて
『シングル二部屋に決まってるやん！』
『うちにはもうアレックス（彼氏）がおるんやから！すけべ。』
なんて言っております。

『だってお金ないって言ったじゃん。』と返事をすると
『うちは遠いところから来たんやもん…』
となにやらわかるような、わからないような事むにゃむにゃと言っております。
『部屋代払えってこと？！』
『何で俺が！』
と言い合っていると、
受付の女性が『もこみちさま、４０００元です！カードで払いますか？』
などと聞いてきました。

そこでRさん。
『ほら、見て、入ってないでしょ。』
と自分の財布を開いて、自分の顔にぐいぐい近づけてきます。

『だったらさっきの安宿で良かったじゃねえか！
文無しの癖にわがまま言いやがって！』
と言うと
『そっ、そう言われてみればそうやけど、あそこ汚い感じがしたんやもん。』
『ほら、ここネットもつながるし…』
『あ、明日は安いところでいいとおもうわ。今日は初日やからね…。』
とか言っています。


大体先ほどは『部屋予約してないってどうするつもりやねん！』
なんて言ってむっとした顔しておきながら
自分は予約するどころか金もないという始末。

仕方がないので払って、部屋へ入り一休みしてから
台北一大きいと言う夜市
（夜店？屋台みたいなのが並んでいるところです。）
に遊びに行きました。



夜市


続く。

台湾、タイ旅行記１

皆さん、どもども！
Dubai太郎です。
実は私、12日から昨日まで休みを頂いておりました。
今数えてみると連続17日間の休みでした。
いやはや、充実した休みでしたわ！

もうDUBAIを離れていた期間が長すぎて、
台湾旅行とタイ旅行の最中にはDubaiに対して
ノスタルジーすら感じました。

ただ、
Dubaiで空港降りて『やっぱ俺には砂漠がにあうぜ…。』
なんて一人悦に入りそうになっていたときに
迎えに来ていたドライバーを発見したので
懐かしさから、『おー、久しぶりだな、元気だったか！？』
と言ったら、『あ？何が？』てな感じで返事されました。
ご自慢の長い髭切っちまうぞ、マジで。
こんな奴がいるとノスタルジーも吹っ飛びますわ。

まあしかし、体は疲れているけれど気分は晴れ晴れ！
これも長い休みを取って休養したおかげです！

特に台湾は初めて行きましたのですごく楽しかったです。
2泊3日で大したこともしていないのですが、
すごくいいところでした。女性はみな美人ですしねえ。

で、次の更新から台湾&タイ旅行で見てきたところをご紹介します。

あ、そういえばデジカメも買いました。
これで写真も撮り放題、更新放題です。

それでは、今から旅行記を執筆します。

皆様お楽しみに～。

DUBAI太郎

責任

突然ですが、日本人と言うのは真面目です。
規則を守り、勤勉にはたらき、仕事っぷりもパーフェクトを
目指します。数字なんか出てきた時にゃあ一円の違いも見逃しません。
兎に角、きっちりしていないと気がすまないのです。

これは日本人の美徳であります。
日本人の心に染み付いているものなのでしょう。
そこらへんは新渡戸稲造の武士道にも詳しく書かれております。
また、ベネディクトの『菊と刀』によれば日本の文化は「恥の文化」だそうです
恥の文化つまり他の自分に対する評価を重んじる。
生き恥をさらすくらいなら死ぬ。ってな考えによるものだそうです。

で、この日本人の美徳、その他の国の人には理解できない。
それを貫き通し、現地の人間に強要すると変な軋轢が生じかねない。
自分はそう思います。

日本人のIDENNTITY を失うことなく
現地の人間と旨く仕事を行なう為にはどうしたらよいのか？
この難問に常々悩んでいたものです…

そして数年前ある事件を目撃して、
そこからヒントを得て少しだけですが旨くいくコツを見つけました。

コツとは
『目的を達する事に最大限の責任感を持つ事。』
つまりは目的への過程にある、色々なプロセス全てをきっちり行おうとして
目的が達せられなくなるのでは、本末転倒。
責任感ゆえにきっちり仕事をしても、
責任感の根源である目的を取り逃がしては意味が無いと言うことです。

まあ、要するに現地人のだらしなさは大目に見て
自分の責任感は『全体がどう動いているか？』
それを見極め、どうしても見逃せないプロセスに注意と時間を注ぎ
現地の人をなだめながら、時に挑発して怒らせながら、
目的に向かって旨く誘導する事にしたのです。

本来彼らとは土俵が違うのです。勝負するべき土俵が違う。
土俵に乗り、俺は空手家だからなんて言いながら
まわし蹴りで相手を倒してしまったとしたら、即退場です。
空手家でも土俵に乗ったら蹴りは禁止です。
しかし、空手家の相撲の取り方と言うのはあるはず
相手を挑発して、すばやい動きでかく乱して相手が突進してきたところを
かわして相手を場外へ出す。旨くいくは分かりませんが、
そういう方法をとるのが最善の勝負方法なのです。
当たり前ですが、空手家が相撲取りと真っ向から相撲で勝負しても勝てません。
つまり、現地人になりきってしまってもだめです。

そこらへんが、日本人のIDENNTITY を失うことなく、
AWAYで勝負する方法なのだと思います。

因みに上記のヒントを得た事件と言うのは2年程前
ある南西アジアの国に出張した時、空港で見かけた事件です。

イミグレで並んでいた時に
後ろの現地人おばあさんが現地語で突然にわめきはじめたのです。
私、その南西アジアの国に数年すんでおりましたので
そのおばあさんの言っている事が分かりました。
『このパスポートの写真！私じゃない！あうー（泣』
…。
かわいそうに頭おかしい人だ。そう確信しました。
だって、恐らくはクウェートあたりからドバイ経由で自分の国に帰ってきたんだろう
けど、パスポートが自分のじゃなきゃそこから出国できないはずです。
いま飛行機に乗ってきたんだから、このパスポートが自分のじゃないなんて
頭がおかしいとしか考えられません。
しかもその慌てている様子が常軌を逸していると言うか、
もうこの世の終わりみたいに泣き叫び、下手したら
『道ずれにお前も殺す！』みたいな事を言い出しかねない目で睨んでくるし。

でもそこはさすが俺！
僕は世界一のGENTLMANなので、
『ど～れどれ、なにがどうしたのおばあちゃん？』
『僕は日本からきた親切な侍だよ。いわば武士だよ。』
と言う感じで、はっきり言って少々馬鹿にした感じで話しかけてしまいました。

で、パスポートを見てあげたわけですよ。
そしたら、若い女性の写真が付いているわけ。
しかも、結構かわいいの。
で、その国のパスポートってえらい有効期限が長くて若いときの写真が貼ってあった
ら判別できないときも時々あるので、恐らくそうだと思っていた。
これはおばあちゃんの若いときの写真だと。そう決め付けて。
時の流れと言うのは非情だな。とか　
おばあちゃん、孫いるかな？孫いたらかわいいかな？とか
余計な事考えてた。

で、『これおばあちゃんの若いときの写真？Beautiful!』
と将来の僕のおばあちゃん候補にちょっとゴマすり発言をしたら、

『違う！』と…『これは同じ家で働いていた、メイド仲間だ！』と…
で俺ももう一度よくよく、ほんとに注意深くパスポートをよく見てみたら…　
これ違う国のパスポートじゃねえか！
ここはスリランカ！あんたスリランカン！？パスポートはインド？
分けわかんない。そんな無理難題、いくら俺がジェントルマンでもなんとも出来な
い。
これインドのパスポートだけど…というとしくしく泣く。
幾つになっても女の涙と言うのは武器の一つなのですなあ。
まあ、この話には関係ないけど。
で、落ち着いて聞いてみた。

説明はこうです。
向こうで働いている最中、パスポートは現地の雇い主が管理していた。
帰国の時、雇い主が空港まで送ってくれて一緒にカウンターまで来てくれて
（現地人だからずかずか入っていったものと思う…）チケットを発行。
おばあちゃんいわく、やさしいGOODマスターらしい。
けどそんな事どうでもいい。その時、マスターは一緒に働いている他のメイドのパス
ポートも入っている袋を持ってきていた。で、チケット発行した後、マスターがお小
遣いと一緒にチケットとパスポートを渡してくれた。

GOODマスター…違うパスポートをおばあちゃんに渡しちゃったみたい…
で、驚愕なのはその後、出国時のイミグレも問題なく通過している、
スリランカ人なのにインドのパスポートで…

もうすばらしい、ここまで行くと天晴れ。
ここまで来れたのが奇跡にちかい。
何も泣く事はない。おばあちゃんはラッキーガール。
だってここまで来れたんだもん。

しかし、いくらなんでも、スリランカにインド人パスポートで突入は出来まい。
おかしいもん。そりゃおかしい。もし仮に旅行者としてスリランカに入国したら
中東の何処かにいるメイド仲間がいつの間にかスリランカに不法滞在しているインド
人扱いされちゃう。あんなかわいい若いインド人女性。
マスター手を出しているのかな？
とか変なことも考えてしまうがそれはさておき、どう考えても強固突破はむり。

そうこうしている内に、近くにいた大量のメイド帰国グループが騒ぎ出して、
『何とかなるわよ！』
『帰ってきたんだからもうパスポートいらないわよ。』
『あの、人に聞いてみよう！おにいさーん！』
てな感じでもうイミグレの前が大騒ぎ。もう凄い騒ぎです。
で10分くらいでイミグレの偉い人が出てきて、偉そうな顔で話を聞いているわけ。
いくらなんでも無理だろうと思っていた。恐らく数日泊められて、本当に身元が確認
されないとリリースはされないだろう、下手するとマスターから本物のパスポートが
届けられるまで外に出れないんじゃないの？そうおもっていたんだが…

俺より早くイミグレ抜けていきました…
俺の後ろに並んでいて、しかもスリランカ人なのにインド人のパスポート持っている
人がなんで俺より先に出て行けるの？

イミグレの偉い人は俺に任せとけー！ばっちこーい！見たいな得意顔。
もう、大勢のメイドからキスの嵐が飛んできそうな勢いで大人気。あるいみスター。
それでいいのかよ。お前の仕事は…

でも、ここで冷静になって考えてみると、彼女のパスポートが何処のパスポートでも
彼らにとっては大したことではないのかもしれない。
本来のイミグレの目的は外国の人を不法に入国させないようにすること
テロリストとか危ない人間を入国させない事だ。
それはつまり国民に安全と快適な生活を約束するためのものだ。
あの偉い人がどうやって判断したのかはしらないが、おばあちゃんは安全な
スリランカ人であると言うことを確信したのであろう。
それで十分目的は果たしている。
もちろん、日本人的に言うとそれでいいのか？と言うことになるが
当のスリランカ人がそれでいいと言うのだから、それでいいのだ。

このように、目的を重要視し、枝葉にはこだわらない。
枝葉を伸ばす事に注力し、木の幹を枯らしてしまっては意味が無い。
海外においての業務ではそれが重要であると思う。
枝葉はさておいて、木の幹を伸ばす事。
木の幹がのびれば必ず枝葉も付いてくる事だろう。

以上、何が言いたいのか良く分からないまま休日出勤終了。
でかけてきまーす。

DUBAI太郎

三十路

俺は昨年12月に31歳を迎えた。
31と言えばもうおじさんである。
正直、子供の頃30歳を越えた人は皆『完全無欠のおじさん、おばさん』に見えた。
十把一絡げでおじさん、おばさんである。
もし30を過ぎた男が泣いて『俺はおじさんじゃあない！』と
殴りかかってきて、ぼっこん、ぼっこん、殴られて
鼻血がダーダーと出たとしても
俺は自分の意思を曲げなかったに違いない。

30過ぎたらおじさん。それはお好み焼きにソースってくらい
自分にとっては当たり前で、お好み焼きに醤油をかけろ。
と言われたところで納得できるものではないのと同じように
30過ぎておやじじゃないという理屈は信じがたいものだった。

そこに例外などなかったし、30歳を超えている人をみると
凄い実力の持ち主のように見えた。
もちろん、実力とはなんだと言われると
子供の俺には分からなかったが、
それはもう凄い力を持っているはずと
信じて疑わなかった。
漫画本はいくらでも好きなだけ買えるだろうし、
新聞配達して稼いだ1万円の数十倍の給料などは
想像も付かなかった。

今の自分はあの頃自分が思い描いていたおじさん達
の力には遠く及ばない。これはなんなのか？

で、よくよく考えと一つの答えが見えてくる。
今考えると俺はすっかり、おじさんは凄いものと
思い込まされたに違いない。

親戚のおじさんなんかも
『おー、真治君よくきたな。ほら、お年玉だ！』
とえらそうに数千円をくれていたものだが、
今は金をかしてくれとほざく様になった。
子供の時の数千円を数100万円で貸してくれと言われてもかなわない。

で、実はおじさんって大したことないのじゃないかと。
実はおじさんも飲み屋のお姉ちゃんを気に入って通いまくったり、
もしくは仕事がつまらない時もあったりするのだろう。
いま自分は『女は30を過ぎなければ、女にはなり切れない。』
と言う説を力説しており、負け犬と称される女性が世の中に増えた事を
歓迎すべき事態であると思っている。
あの時のおじさんも同じ気持ちで、愛人を持っていたのであろうか？

なるほど、合点承知の助。
それならおじさんの気持ちがわかる。
だけどね。おじさん。
俺も昔のおじさんと同じように、
飲み屋に通ったり、お姉ちゃんと遊んだりしたい。
タイにも行きたいし、旅行もしたいし、株で大もうけもしたい。

だから、叔父さん。
とにかく、お金は貸せません。
もう連絡しないでね。

Dubai太郎