つつがなく店長代理は異動していきました。

「思い出す」というには握手をして別れてから日が浅い。

ただ、ふとした瞬間に予期せず涙がこぼれてしまう自分がいて。

単に上司と部下として過ごした半年間でしたが

開店当初20人いたというバイトが激減、2~3人という事態に至ってからは

お互いの心の内をはかり合っていた日々で

一緒にいた時間の質と量×something =不思議な涙

になったのだと思います。

今後予想される店長の圧倒的な負担を減らそうと

ドリンクの商品発注の目安を一通り教えてくれたかと思うと

最後に手渡そうと密かに私が用意した花束を

笑いながら必死に逃げ回って

こっちが怒鳴り出すまで拒んでいた○○さん。

最後には受け取ってくれたケド。

ラストの二日前くらいだったか

それまで私に対して感じていたこと、指摘しておきたかったことのすべてを

彼が一気に吐き出した夜があり

それこそ歯に衣着せずで(元々そういう人ですが)

氷の刃が容赦なく刺さりまくり

親心からと思えばこそ、余計に落ち込んで誰もいない座敷で号泣。

帰宅して家の前まで来てるのに、誰かと話をしないと

玄関を開けることもできない…そんな時

電話に出てくれたのが他店からのヘルプ、K原さん(24)。

「○○さんも言い過ぎなとこ、あるからな~。

でも□□さん(私)は向上心あるから大丈夫じゃないッスか!?」

こ、向上心…f^_^;

私と同い年の母親を持つ、この男性に

「疲れてるはずなのに、もう自分では疲れてるのかどうかわからない」

なんて答えに困るような本音まで吐露しちゃいましたが

「□□さんってK店のムードメーカーじゃないスか。

俺、Kに出勤して□□さんいないと寂しいですもん」

生まれてこの方「ムードメーカー」なんて評されたことが一度もない私には

とっても嬉しい、もったいないような言葉でした。

連休中、飛びに行っちゃってかまってやれなかった娘を映画に連れて行った帰り

駐車場で若くて綺麗なお母さんを見かけて

「可愛い奥さん…いいなぁ」

とつぶやくと娘が

「ママも顔が四角くなければ可愛いよ」とにっこり。

さて今日はこれから

四角い私を生んだ女性にプレゼントを渡しに行きます。

Happy Mother's Day(^_^)v