たまたま早上がり(ランチ終了で退勤)だったので

最寄り駅で降り、駅前のデパートに入った途端、ズドンと大停電。

いったん近くの大学敷地内に避難しましたが

ちょうど帰宅するかしないかのタイミングだった娘の安否が心配で

これもたまたま所用のため駅のそばに止めていた車で、余震続く中帰宅。

道沿いでは各種制服を着た勤務中の方、学生さんたちが

携帯を手に手に不安げに顔を見合わせたり、立ち話したり異様な光景。

場所によって真っ暗なコンビニもあれば営業中のコンビニもあり

私はとりあえずの食料を買って

信号機が揺れる交差点をこわごわ通過しながら家にたどり着きました。

娘は無事でしたが、本棚の本がバラバラと落ちてきたとのこと。

都内の中学に通う次男は休みなので学校近くで友達と会っていて

ご存知の通り首都圏の交通麻痺で動けず学校に待避

東京メトロの駅構内のコンビニでバイトしている長男は

駅閉鎖で他店に移動し、今晩はやむなく店舗に泊まることに。

息子二人を欠いて過ごす我が家は不安感もありますが

津波に飲みこまれる農地の映像などを見ていたら

もう何も言えません。

今も余震がありました。

おっと忘れていた、夫も職場で無事です。

帰宅できない(多分一晩を過ごす)職員のケアに

奔走していることと思います。

ところで皆さんご無事ですか?

原発が取引先という先輩もいるし

みんながみんなどこかでつながっている、

世の中のバランスは一人一人の繋がりであやうく保たれていることを

改めて知る一日でした。

私は明日出勤できるのか、職場の皆さんはどうするのか。

子ども、仕事、世のもっと困難な方々を思うと

心の置きどころのない夜を過ごしています。

でも、それでも…

健康と無事に感謝して

ゆっくりと呼吸して、落ち着いてするべきことをする

心の平安をどっかりと胸の真ん中に置いて過ごすことが

大切なんだと私は思っています。