「フレイル予防」
フレイルは、食べる量が減り、足腰の筋力が落ち、家に閉じこもりがちになるという悪循環が続くことで、寝たきりになる恐れも高くなります。しかし一方で、適切な栄養摂取や運動によって、健康な状態を取り戻すことが可能です。
●食事
低栄養を防ぎ、筋肉量を維持するためには、タンパク質の摂取が欠かせません。良質なタンパク質を含む肉、魚、大豆製品、乳製品、卵などの摂取を心掛けることが重要です。また一人で食事をする「孤食」では、食事の品数が減り栄養に偏りが出る可能性が高くなるため、家族や友人とともに食事をする「共食」の機会を設けることが予防にもつながります。
●口腔ケア
食事をしっかりと取るためには、口腔ケアが欠かせません。加齢とともに噛む・飲み込むなどの口腔機能が低下することで、硬い食材が食べられなくなったり、むせやすくなったりします。定期的な歯科検診を受け、口腔機能の低下を予防することが大切です。また、よく噛んで食べることや、少し噛みごたえのある食材を選ぶことなども意識的に行うとよいでしょう。
●運動
厚生労働省では、「健康づくりのための身体活動指針」として、今より10分多く体を動かす「プラス・テン(+10)」の呼びかけを行なっています。駅ではエレベーターではなく階段を使うようにする、テレビを見ながらスクワットをするなど、できることから少しずつ、いつもより10分多く体を動かすように心掛けて、運動習慣を身に付けて行きましょう。また、運動を通して地域のイベントなどに参加することができれば、他者との関わり合いが増え、フレイルの精神的、社会的な側面への予防にもつながっていくでしょう。
人生100年時代を謳歌するために、家族や友人と会話を楽しみながら食事をし、そして毎日の生活の中でこまめに運動を取り入れて行きましょう。
