昨年12月の日本一時帰国で入手してきた
芝木好子さんの「冬の椿」を読み終えました。
わたしは読書スピードが遅い上に
何冊もの本を並行読みするので、
1冊を読了するのに時間がかかります。
この本は、「冬の椿」ゆえに
日本が冬の間に読み上げたいと思っていました。
昨日、学校で子どもを待つ間に読んだ部分は以下のようなもので、
知らずと涙が溢れていました。
女主人公が、日々努力しつつも
宙ぶらりんな生活を続けたままのところに、
本人の努力と、周りの仲間の支えと、運命によって
長年連れそうことの叶わなかった相手と
一緒に歩んでいく兆しが見える場面でした。
戦争の終わり頃から、昭和40年代までを描いた作品です。
主人公以外の、絵を目指した個性的な女性2人の存在も、
ハッキリした態度ゆえの潔さに、ホッと胸を撫で下ろし、読み終わることができました。
全体に暗い空気が漂うものの、
時にほのぼのとした緩和がおとずれ、
素晴らしい作品です。
