トップのキャッチコピーを入力してみましょう
文字の大きさを 16pt にして入力すると
幅いっぱいに文字が広がります
デフォルト(カーニング:0、トラッキング:0)のままだと
文字がちょっと間のびした感じがしませんか?
そこでトラッキングを「オプティカル」にしてみましょう
文字列全体を選んでおいてカーニングをオプティカルにします
カーニングは本来、文字と文字の間を詰めるツール ですが
オプティカルはIllustratorが自動的に詰めてくれる便利機能です。
下図がオプティカルを掛けたところ
文字間をクリックすると、
自動で詰められた値はカーニングの中で( )で表示されます
※ちなみに詰め分量の数字は「1文字の1000分の1」を1としています。
単位名は em です。
具体的な数字でないのは文字フォントによって大きさなどがまちまちなためです
アドビの説明サイトが分かりやすいのでリンクを貼っておきます
https://www.adobe.com/jp/print/tips/indesign/category9/page3_1.html
オプティカルで「漢字・ひらかな」などの間は
結構、いい感じで詰まりましたが
句点の後は詰められていません。
タイトルがこのままでは「間延びした感じ」で
心地よくありません。
そこで、開いていると思われる箇所は手動で詰めます
「甘くて、」の前は-360
カーニングは 文字間にカーソルを置いて
Alt + ← で20ずつ詰められます。
文字の状態を見ながら詰めていくならこの方法がお勧めです
「もちもち、」の前は340詰めています。
詰め切った文字がこんな感じです
授業をしていると「どこまで詰めればいいですか?」
という質問をよく受けます
私の答えは「自分がかっこいいと思うところまで」です。
デザイナーとして自分が「かっこいい」「これでいい」と
思うところまで詰める/広げるのが字詰めです。
但し、一番重要なことはその字詰めを見て
お客様に気に入ってもらえて(違和感を感じさせずに)
商品を買ってもらえるかどうかです。
デザイナーの自己満足ではだめですし
かといって、「売れる」という答えを出さなければならない
こういうところがデザイナーの一番つらいところですかね
難しすぎると落ち込まないでください。
世の中には山ほど字詰めの例があります。
丁寧に諸先輩デザイナーの字詰めを見て
「自分がかっこいい」と思う詰め方を学び
実際にやってみて身につけていく。
結局はそれしかないと思います。
フォントも変われば、詰め方は違うし
文字数でもバランスは違うし、
隣り合う文字、文字の下にある写真や背景に
よっても同じように詰めても
見え方は変わってきます。
確かに文字詰めはキリがない!
でもね・・・
それができるから稼げるんですよ(#^^#)
がんばって身につけていきましょう
次の記事はこちら >説明文の配置
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