ヘイ昇平 このチームラボ、めちゃめちゃ大変で。撮るのが……。

 

ゆーみん17 そうですね。

 

昇平 チームラボってその、施設の特性上、まったく館内マップみたいなのがないんすよ。で、ただし撮れる時間は限られてるので、会場に行ってあたふたしてたら時間なんていくらでも過ぎちゃって、良い写真が撮れないわけです。なので、カメラマン根本(好伸)さんと一緒に、前日かなんか、一週間前ぐらいにチームラボ入ってロケハンさせてもらって、手書きでマッピングして、こことここはこういうふうにつながってるからこの動線でこういうふうに動こうって全部決めていったっていう。

 

ゆーみん マップ作るところから。

 

昇平 そうそう。

 

ポルノ鈴木 ファミ通らしい話だよね、エピソードとして。

 

ゆーみん 攻略ですよね、マッピングして(笑)

 

昇平 『ウィザードリィ』(※1)じゃないんだから。

 

ゆーみん 『ウィザードリィ』(笑)

 

鈴木 手書きの、『覇邪の封印』(※2)とかね。時代が。

 

昇平 そうそう。『覇邪の封印』って懐かしいですね(笑)

 

鈴木 懐かしいでしょ。

 

昇平 まあ、そういうふうな感じで、マッピングは得意なんで。

 

鈴木・ゆーみん (笑)

 

昇平 『がんばれゴエモン!』(※3)の頃からずっとやってたんで。『ポートピア連続殺人事件』(※4)とか。なんで、それでやったっていう。当日は結構そのマップがあったんで、ここ、こう行きましょうみたいな感じで。会場暗いんですけど、結構スムーズに案内できてよかったなっていう。

 

ゆーみん うんうん、迷うことはなかったですもんね。

 

昇平 迷わなかったよね。……実際その、宮本さんはね、やっぱ2年振りに会うとすごい大人っぽくなってて。表情とかもね、とてもいい感じに作ってくれて。

 

ゆーみん そうですね。

 

昇平 良かったっすね。

 

ゆーみん なんか最初いつも、スタイリストさんに服をいくつか選んでいただいて、何着か試着していただくじゃないですか。

 

昇平 はいはい。

 

ゆーみん で、一番似合うものを決めるんですけど。その際に宮本さんはその、ご自身の体の、体形のタイプみたいなのを全部把握されていて。あ、これがいいですねみたいな感じで、自分がブルベかイエベかみたいな感じの色組みとかも自分で把握されていて、なんかこうパパパーッと決めていただいていて。あっ、プロだなって思った覚えありますね。

 

昇平 自己プロデュースができてるんだろうね。

 

ゆーみん できてましたね。すごいなーって、そのときちょっとびっくりしました。

 

鈴木 こんときもうJuiceを卒業するってわかって……?

 

昇平 全然すよ。全然す。

 

鈴木 だっけ?

 

昇平 はい。

 

鈴木 あれ、このあとにまた撮って……?

 

ゆーみん この後にもう1回撮りました?

 

昇平 この後にもう1回撮ってますんで(※2020年4月16日増刊号)。

 

鈴木 あ、そんときか。

 

昇平 そうそう。こんときはだから、宮本さんはそういう話も全然出てなくて。

 

鈴木 あ、もう1回撮ってんのかこの後に。

 

昇平 この後もう1回撮ってんすよ。

 

ゆーみん すごいっすね(笑) この期間に。

 

鈴木 何回撮ったか覚えてる?じゃあ。

 

昇平 7回ぐらい撮ったんじゃないすか。

 

鈴木 凄いな……

 

昇平 そう。だから、ファミ通のグラビアは宮本さんと一緒にこうあったってのも、あながち……

 

ゆーみん 歴史が。

 

鈴木 そうか……。だからDIYも驚いた(※5)けど、最近エアガンとかにね、なんかハマって。

 

昇平 なんかね、アニメとかに。

 

鈴木 不思議な。

 

昇平 なんかすごい、いろんなとこにアンテナ線伸ばして。

 

ゆーみん なんか創作コスプレみたいなのをされてて、かっこいいなーって思って見てました。

 

鈴木 宮本くんになるっていう。

 

ゆーみん “宮本くんと佳林ちゃん”。

 

昇平 (笑) すごい、卒業後になんかこういろいろハジけて、さらに人気を伸ばしてるって凄いっすよね。

 

鈴木 セルフプロデュースがのびのびしてるよね、だから。

 

ゆーみん うん、なんかすごい見ていて楽しそうですよね、ご本人が。

 

鈴木 だってアイドルのSNSとかで……、“ハイキャパ”(※6)って言葉を見るとは思わなかった。

 

ゆーみん (笑)

 

昇平 (笑) Twitter凄いっすね。

 

 

 

 

鈴木 エアガンバスバス撃つ動画とかも上げて。凄いなと思ってますけど。楽しみですよね、どこまでいくか。

 

 

 

 

昇平 はい。ちなみにこの宮本さんてね、かっこいいだけじゃなくかわいさもあるんで、浜辺でかわいい感じで撮ったんですけど、これもね、衣裳、かわいいをちゃんと用意できて。ハマってますよね。

 

ゆーみん かわいかったです。

 

鈴木 かすみ草みたいなのも用意して。ちょっと天気だけがね、あれでしたけれど。

 

昇平 はいはいはい、そうですね。撮影のときは、そのあと写真をちょっと、現像の段階でセピアに転ばせて、ちょっとこう不思議な……

 

鈴木 夕闇というか。

 

昇平 はい、という感じになって、なかなか面白い写真になってます、本編のほうは。なんかこの……、前も言ったんですけど、宮本さんこの浜辺で撮ってたときに、なんかハトがめちゃくちゃいっぱいいて。

 

鈴木 はいはい。

 

昇平 ハトがウワーッって、すごいいっぱい寄ってきたんすよ。で、ハトかわいいーって宮本さん言って。でも……、雑菌がいっぱいいるから触りたくないなとか言って。

 

鈴木・ゆーみん (笑)

 

昇平 らしいなーとか思いながら(笑)

 

ゆーみん らしい(笑)

 

鈴木 そこにらしさを感じた?

 

昇平 らしさを感じて。なんか、ああ、宮本さんらしい感想だなーと思って。

 

鈴木 そういう意味では振れ幅の人かもしれないですね、だからね。

 

昇平 そうっすね。

 

鈴木 こう、いろんな方向に行けるというね。

 

昇平 かわいいけど雑菌のこと気にしちゃうみたいな。

 

ゆーみん (笑)

 

鈴木 (笑) しかもハトを見てね。

 

昇平 ハトを見て(笑) っていうのは面白かったっすね。と、まあまあ、語りは尽きないですけど。

 

鈴木・ゆーみん はい。

 

昇平 宮本さんも入ってますと、はい。まあ本編ではね。

 

鈴木 良いところですね。卒業メンバーも。

 

ゆーみん そうですよね。

 

鈴木 前回かなんかも、和田(彩花)さんとかもね。

 

昇平 そうですね、和田さんも。

 

鈴木 アンジュルム卒業してからも収録させていただいたりとかして。

 

昇平 はい。ということで宮本佳林さんも入ってます。


 

(※1)『Wizardry』 : 1981年に米国Sir-Tech社がApple II用ソフトとして第1作を発売し、多くのゲーム機に移植されたRPGシリーズ。『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめとする後のRPGに大きな影響を与えた。ワイヤーフレームで3D表示されたダンジョンは迷路状に入り組んでおり、また初期シリーズはオートマッピング機能が存在しないため、プレイヤーは自身で地図を作製するマッピング作業がほぼ必須だった。

 

(※2)『覇邪の封印』 : 1986年に工画堂スタジオから発売されたPC-8801用RPG。その後多くのPCや家庭用ゲーム機に移植された。マップが主人公の周囲数マス(PC-8801版は主人公の立つマス)のみしか表示されず、パッケージに同梱された布製のワールドマップと主人公のフィギュアを使用しゲームを進行させていくが、マップには描かれていないイベントも存在するため、プレイヤーは自身によるマッピング作業が必要だった。ファミリーコンピュータ版はパスワードが最大100文字以上と非常に長いことでも有名。

 

(※3)『がんばれゴエモン!からくり道中』 : 1986年にコナミから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲーム。……なのだが、各ステージには3D迷路が設けられており、プレイヤーは自身で地図を作製するマッピング作業が必要だった。続編である『がんばれゴエモン2』や、RPGである『がんばれゴエモン外伝2〜天下の財宝〜』などにも同様の3D迷路が存在する。

 

(※4)『ポートピア連続殺人事件』 : 1983年にエニックスよりPC-8801版から発売された堀井雄二原作・開発のアドベンチャーゲーム。1985年に発売されたファミリーコンピュータ版はコマンド選択式の推理アドベンチャーゲームだが、途中に3Dで表示される地下迷宮が追加され、プレイヤーは自身で地図を作製するマッピング作業が必要だった。犯人の名前が有名。

 

(※5)DIYも驚いた : 2020年2月10日に発表された「Juice=Juice 宮本佳林の卒業に関するお知らせ」において、卒業の理由の中に、“自然に触れながら、DIYやインテリアなど、もの作りをしていくことに興味があり、そんな新しいライフスタイルを模索していく様子を、SNSなどを通じて提案していきたい”というそれまでの活動や発言からは予期せぬ文言があり、ファンの間で大きな話題となった。

 

(※6)ハイキャパ : 東京マルイが2004年に販売を開始したガスブローバックエアソフトガンシリーズ。商品名(Hi-CAPA)の由来はハイキャパシティ(多弾装)をコンセプトに開発されたことから。