今日は私が実家に行った際、母は仏壇の前で座ってました。

 

  妻からウィンドブレーカーを預かってたので母に渡しましたが「ありがとう」と答えるだけで遠くを見たままでした。

 

  父から「下手に刺激するとまた出てくからそっとしておいて」と言われたので私は母の事は置いといていつもより速やかに夕飯を作り始めました。

 

  最近は母は私が夕飯を作る最中にも家を出て行くようになり、結果私は使った調理器具を全て洗って片付けるヘルパーさんと変わらない状況になる事に納得してません…無償ですから

 

  料理も佳境に差し掛かり(大したものは作って無いです)洗い物も出てきたので私は母を呼びました。

 

  「食器ぐらい洗うよ」と食器の片づけを始めた母に「あなたが出て行くと全部一人でやる事になるから面倒なんだ」と言うと母も苦笑いしてましたがどうでもいい昔話何かを話してるうちに母の表情が大分明るくなりました。

 

  笑って話す母を見たのは一週間ぶりぐらいですが、私はもっと長い間母がふさぎ込んでる気になってました(自分のブログにて確認済み)

 

  私が夕飯を作る時、シンクの上に玉ねぎとなすが置いてあり冷蔵庫にはチルドから出された牛肉が置いてありました。父に聞くと母は夕飯を作るつもりでキッチンで準備してたそうですがいきなり父に「私は女中じゃない!」とキレて仏壇の前で籠城を始めたそうな…(その方程式に当てはめると私は「女中」になりますね)

 

  ちなみにメニューは賞味期限の関係で牛肉から鶏肉に変更になりました。

 

  明日、母は病院で半年に一度のCT検査があります。結果次第で父はケアマネさんに母を施設に入所させる事も相談してくるそうです。

 

  ただ父も50年以上連れ添った母を「施設に入れると言う決断」はまだ出来てないみたいです(無理もない事ですが…)

 

  50年以上彼女の息子をやってきた私も答えが分からないですから…続けます