人生にゆとりもたらす不動産
平成3年10月30日
Letus MAP Bar
私は現在71歳。人生100年とすれば、あと30年近く生きるチャンスが残っていることになります。とはいっても、15年前に愛する妻を亡くし、8年前には44年間勤めた仕事を定年で辞めた、そんな私に残されたものはただ2つ。
レッターの皆さん・・・それは箱入り娘とわずかな退職金です。
しかし、娘は家でゴロゴロ、退職金は銀行ですやすや・・・まったく当てになりません。
仕方がないので元手があまりいらない自家用車を利用したカーシェア事業を始めることにしました。それでも選んだ事業が間違っていたのか、はたまた私の営業努力が足りないのかいつまでたっても黒字になりません。
私の第二の人生は、ブレーキの利かない車に乗って貧困という坂を下り始めたのです。
そこで3年前、何か他に儲かる事業はないものかと起業家が集まるという噂のクラブに入会しました。その名は、島津山トーストマスターズクラブ。
「本日の発表者は不動産事業家の綾小路美和さん、テーマは「人生にゆとりもたらす不動産」、「人生にゆとりもたらす不動産」、綾小路美和さんです。」(拍手)
そのスピーチは、ぼろぼろになったマンションの一室を安く買い取り、これをピカピカにリフォームし相場より高い家賃で貸し出したというサラリーマン大家の体験談でした。
「これだ!迫りくる老後破産から抜け出す道は。 よし!これからはお金のために働くのではなく、お金に働いてもらおう」と心に決めました。すぐに彼女が通うファイナンシャルアカデミーの門をたたいたのです。
不動産投資スクールに入学後しばらくして、教室で美和さんから話しかけられました。
「杉山さん、こんにちは!私いま自分の区分所有マンションを売り出し中なの、ご興味あります?」
「はい、もちろんです。不動産の勉強を始めてまだ物件をもっていないので、この辺で何とかしたいと思っています。特にオーナーチェンジは初心者にありがたいです。また、売主から直接買うわけですから仲介手数料もいりませんよね。」
「ええ、大丈夫よ。」
ということで話がトントン拍子で進み2か月後にはついに売買契約が成立したのです。決済を完了し自分で登記の申請をした瞬間、待望の大家になれた喜びで胸がいっぱいになりました。
ところが、その5か月後入居中のシングルマザーから突然電話が・・・
「もしもし、大家さんですか。私、今度再婚することになりましたので、今月限りで退去します。お世話になりました。」
「え~!」
たちまち家賃収入はゼロ、管理費・電気代等も全て家主の負担ということになり、再び貧困坂を下り始めました。
そんな時先輩大家で売主の美和さんが退去の立ち合いにやってきて、ひよこ大家の私を励ましてくれたのです。これに勇気づけられ気を取り直してローラー作戦で入居者募集を開始しました。しかし、1か月、2か月、3か月経っても入居の問い合わせは全くありません。そこで4か月目になって仲介業者にいわれるままに家賃を大幅に下げたところ、やっと入居者が現れたのです。大家業の厳しさとやりがいを同時に感じた瞬間でした。
あれから2年が経ちました。今は赤字のカーシェア事業をやめ不動産賃貸業に専念しています。現在私が所有する賃貸物件は7軒。そして、家賃収入は年金の2.5倍になりました。
「人生にゆとりもたらす不動産」・・・これからはブレーキのいらない「ゆとり」という車に乗って「幸せ坂」を駆け上がって行きたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。

平成3年10月30日
Letus MAP Bar
私は現在71歳。人生100年とすれば、あと30年近く生きるチャンスが残っていることになります。とはいっても、15年前に愛する妻を亡くし、8年前には44年間勤めた仕事を定年で辞めた、そんな私に残されたものはただ2つ。
レッターの皆さん・・・それは箱入り娘とわずかな退職金です。
しかし、娘は家でゴロゴロ、退職金は銀行ですやすや・・・まったく当てになりません。
仕方がないので元手があまりいらない自家用車を利用したカーシェア事業を始めることにしました。それでも選んだ事業が間違っていたのか、はたまた私の営業努力が足りないのかいつまでたっても黒字になりません。
私の第二の人生は、ブレーキの利かない車に乗って貧困という坂を下り始めたのです。
そこで3年前、何か他に儲かる事業はないものかと起業家が集まるという噂のクラブに入会しました。その名は、島津山トーストマスターズクラブ。
「本日の発表者は不動産事業家の綾小路美和さん、テーマは「人生にゆとりもたらす不動産」、「人生にゆとりもたらす不動産」、綾小路美和さんです。」(拍手)
そのスピーチは、ぼろぼろになったマンションの一室を安く買い取り、これをピカピカにリフォームし相場より高い家賃で貸し出したというサラリーマン大家の体験談でした。
「これだ!迫りくる老後破産から抜け出す道は。 よし!これからはお金のために働くのではなく、お金に働いてもらおう」と心に決めました。すぐに彼女が通うファイナンシャルアカデミーの門をたたいたのです。
不動産投資スクールに入学後しばらくして、教室で美和さんから話しかけられました。
「杉山さん、こんにちは!私いま自分の区分所有マンションを売り出し中なの、ご興味あります?」
「はい、もちろんです。不動産の勉強を始めてまだ物件をもっていないので、この辺で何とかしたいと思っています。特にオーナーチェンジは初心者にありがたいです。また、売主から直接買うわけですから仲介手数料もいりませんよね。」
「ええ、大丈夫よ。」
ということで話がトントン拍子で進み2か月後にはついに売買契約が成立したのです。決済を完了し自分で登記の申請をした瞬間、待望の大家になれた喜びで胸がいっぱいになりました。
ところが、その5か月後入居中のシングルマザーから突然電話が・・・
「もしもし、大家さんですか。私、今度再婚することになりましたので、今月限りで退去します。お世話になりました。」
「え~!」
たちまち家賃収入はゼロ、管理費・電気代等も全て家主の負担ということになり、再び貧困坂を下り始めました。
そんな時先輩大家で売主の美和さんが退去の立ち合いにやってきて、ひよこ大家の私を励ましてくれたのです。これに勇気づけられ気を取り直してローラー作戦で入居者募集を開始しました。しかし、1か月、2か月、3か月経っても入居の問い合わせは全くありません。そこで4か月目になって仲介業者にいわれるままに家賃を大幅に下げたところ、やっと入居者が現れたのです。大家業の厳しさとやりがいを同時に感じた瞬間でした。
あれから2年が経ちました。今は赤字のカーシェア事業をやめ不動産賃貸業に専念しています。現在私が所有する賃貸物件は7軒。そして、家賃収入は年金の2.5倍になりました。
「人生にゆとりもたらす不動産」・・・これからはブレーキのいらない「ゆとり」という車に乗って「幸せ坂」を駆け上がって行きたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
