28日のスピーチ全文です。土壇場で大きな修正を入れたため練習不足でした。無駄な言葉を多く発声していたようです。

韓国のことわざに「言い訳のない墓はない」というのがありますが、ご存知でしょうか。これは墓の中の死人には皆それぞれ死因があるということで、どんなことにもそれなりの理屈あり言い逃れをしようと思えばできるという意味です。
ランニングを趣味にしている私はこれを「言い訳のないマラソンはない」と言い換えて自分自身への戒めとしています。
例えば、先月茨城県坂東市で開催された「いわい将門ハーフマラソン」ではこれまでのマラソン人生で最悪最低の成績でした。その結果に対して自分自身をなぐめるために言い訳を考えました。
それは、レースの直前まで練習をし過ぎて途中疲れてしまったのだから仕方がない、負けたことのない同じクラブの女子選手に追い越されてやる気を失ってしまった、大会の後に大事な約束があったので早くゴールしなければと焦ってペースを乱してしまったというふうにです。
だれだって上手くいかなかった時には言い訳の一つや二つを言いたくなるでしょう。だめですよね、こんなくだらない言い訳。
でも、よく考えてみてください。言い訳を言うこと自体は何も悪いことではないのです。言い訳を言わなければならない状況を作ってしまったことを反省しそれに対処することの方が重要なのです。
このレースの場合は、練習のしすぎて体が疲れていたのではなく休養が不足していたんでしょう、女子選手に負けたから走りたくなくなったのではなくその程度のことでくじける弱い心を叩き直さなければだめでしょう、どんな予定があっても焦ることなく自分のペースを守りレースに集中することが大事でしょうということです。
アスリートに多くの応援メッセージを発信している元プロテニスプレイヤーの松岡修造さんは、こんなことを言っています。
「『反省はしても、後悔はするな!』
過去を引きずって前に進めないのか? 後悔ばかりしているのか?
僕はこう思うんだ。
成功も失敗も、過去に起こった出来事は、全て自分のベストを尽くした結果。
その積み重ねが、今の自分を形づくっているのだと。
だから僕は、反省はしても後悔はしない。」
そうなんです。言い訳はいくらでも言っていい、ただし、それをしっかり反省して
次のチャンスに生かしていくことが大切だと。
これこそ私のようなランナーを励ましてくれる名言であり、良いリーダーになるための道筋を示すものではないかと思っています。
だから、私は「言い訳は言っても、後悔はするな!」を肝に銘じてこれからも老体に鞭打ってマラソンとパスウェイズを走り続けます。