2月9日、久しぶりに娘といっしょにハミルトン(オークランドの南130km、車で1時間半)を訪れた。妻がジョッギング中に自転車と衝突するという事故にあってちょうど一年目に当たる日だ。そして、ついに妻の遺骨(灰)を墓地に埋葬した。こんなに遅くなったのは、大学在学中の娘が課題の提出に追われて忙しく、なかなか時間がとれなかったためではあるが、どちらかというと娘が遺骨を自宅に安置しもう少し母と一緒に暮らしたいと考えていたからではないかと思う。いずれにせよこの日父と娘による埋葬が無事終わり、これで本当にお別れができたと思う。
 もともと走ることが好きではなかった妻が、ある日突然ランニングに目覚め、ついには毎日のように走行距離と体重をメモするようになっていた。その年の新しい手帳には次のように記録してある。
 1月1日 5.5km 48.7kg
 1月2日 5.5km 48.4kg
 1月6日 6km 41:33 
 1月7日 6km 44:03 49.1kg
 1月8日 6.5km 44:49 48.7kg
 1月10日 4km 27:07 48kg
 1月11日 6.45km 6km=40分 6:39/km
 1月13日 4.96km  6:39/km
 1月14日 6.5km 41:43 48.5kg
 1月15日 6.5km 39:13 48.5kg
 1月17日 6km 
 1月22日 5km 36:32 48.2kg
 1月23日 6.5km 42:32 48.4kg
 1月25日 6.5km 40:14 47.7kg
 1月28日 6.5km 43:54 48.6kg (88.41km)
 1月29日 6.5km 42:28 48.2kg
 1月30日 6.5km 44:15 47.8kg (101.41km)
 2月3日 7km
 2月4日 7.5km 49:12
 2月5日 6.5km 40:22 48.7kg 
 2月6日 6.5km 41:41 48.1kg
 2月7日 6.5km 40:36 48.2kg
 2月8日 6.5km 40:34 48.2kg
 2月9日  ...
 妻が最後に履いていたランニング靴は、今娘が履いて毎日2kmを走っている。
 緑に囲まれた公園墓地の妻の墓前に黄色のバラの花を供えて天国で幸せに暮らすようにお祈りをした。いつかは私も同じ墓地で眠れるようにと、墓石の半分は空白にし、もう一人分の埋葬スペースも確保してある。