[今日のヒットチャートから~ヒット曲のレシピ](US POP篇)1
「Work ft. Drake / Rihanna」
Text by A to Z Studio DTM作曲教室
http://dtmschoolss.com/
今日のヒットチャートから無作為に楽曲解説をするシリーズ。
今回は、US POP篇ということで、Rihannaの「Work ft. Drake」という楽曲の解説をお届け致します。
「Work ft. Drake」YouTubeリンク
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☆レシピ【サビ部分のコード進行】
| Dm | Em | F | G | ※繰り返し
(Key in C へ移調)
※ポイント
ダイアトニックコードの一つ隣のコードへ進行していく「順次進行」というタイプとなっている。
ダイアトニックコードとは、簡単に説明すると
Cのキーであれば、
C Dm Em F G Am Bdim
の7種である。
(ダイアトニックコードについての詳しい説明は、今回は省略とする。)
さて、順次進行には、例えば先ほどの例の他には、以下の様なものがある。
| Dm | Em | F | Em |
| F | Em | Dm | C |
| F | Em | Dm | Em |
| C | Dm | Em | F |
| Am | G | F | Em |
全て、隣同士のダイアトニックコードへ進行していることが見て取れる。
また、この様にオンコードも広い意味では順次進行の範囲に入れることもある。
| C/E | F | G | Am |
| C | G/B | Am | C/G | F | C/E | Dm | F/G |
| F | Em | Eb | Dm | ※Incognito等で有名
この様なものは有名な進行の一つ。他にも多くある。
順次進行は滑らかな印象を与える事ができる。また調性を感じさせるのにも適している。(順次進行をすると、すぐに調や旋法の構成音が確定されるという特性がある。)
※ポイント
この楽曲のコード進行の特徴としては、同じコードの繰り返しである。
近年のアメリカのポップスはこの曲の様に、同じコードのバンプを繰り返す曲も多い。
この様な場合は、J-POPと違って、コード進行でストーリー展開を聴かせるのではなく、歌の内容、グルーヴ、サウンドの違いなどの要素でストーリー展開を作っていく。
繰り返しのメリットは何かというと、コードの繰り返し自体がリズムの反復の様になり、グルーヴ感、またはループ感や陶酔感を生むという点。繰り返しによって心地良さを感じさせることができる。反面、繰り返しは退屈になってしまうというデメリットにもなり得るので、ジャンルやターゲットなどをよく考え、その曲でどこを重要視するか決定し、使い分けることが大切。
☆レシピ【メロディについて】
このタイプの楽曲は、基本的にはシンプルな構造を持つ。
Chorus(J-POPでいうところのサビ)
Verse(サビ以外の部分)
の2セクションに大別する。
Verse部分のメロディは、言葉を詰め込み、イントネーションとグルーヴに合わせながら、ランダムなメロディラインを構成する。少し複雑な印象を与えるので、記憶しにくい。
Chorus部分のメロディは、反対にシンプルなメロディを何度も繰り返す。
覚えにくいセクションが続いた後に、覚えやすいセクションが現れることで、楽曲の印象を強くすることができる。
この2セクションの対比がポイントとなる。ラップとメロディで構成されるタイプの楽曲も同じことが言える。これはJ-POPでもUS POPSでも同様の傾向がある。
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如何でしたか
順次進行は頻繁に耳にするサウンドですが、その色彩を意識して使う事でより明確な曲作りが可能になります。メロディの考え方も含め、是非ご活用下さい。何かヒントとなれば幸いです。ここで紹介しきれるアイデアはほんの一部で、文章ではなかなか分かりにくいものです。音楽は理屈ではなくて感覚で捉えることが重要です。更に詳しい解説、音を交えた簡単で分かりやすい解説をレッスンで展開しておりますので、ご必要の方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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