「意図のある技術の表現」であるサッカーの「基礎技術」(スキル)を少年たちに伝え、「スキルフルプレーヤー」をつくるために、以下の点を考えなければなりません。


①スキルとしての正確な技術の習得


 正確な技術とは、「思ったところにボールをコントロールする能力」です。「コントロール」とは、トラップなどで止め、自分の支配下に置くことだけでなく、思ったところにボールを運ぶ、キックやヘディングで送り込むことも含まれます。


 まずボールを止めること。目標はどんなボールでもワンタッチで思うところにボールをコントロールすることです。


そこには、相手との駆け引きも含まれてきます。


 ボールを「運ぶ」技術は、ドリブルをさしますが、ただ足でボールをコントロールしながら進むのではなく、突破のドリブルなのか、キープのためのものか、あるいはプレーを展開するためのものか、目的に応じたドリブルができることが求められます。そのための体の使い方、ステップのとり方などが重要になります。


 最後にキック。状況や目的に応じて、いろいろな種類のキックができるようになることを目指します。

 低学年では、ひとりでできることを多くすることが目標です。これは純粋なテクニックの問題です。

 さらに、止めたボールを相手に取られないこと、できれば相手を抜いていくことを目標とします。

 高学年では、味方の2人以上の関係を知り、その関係のうえに立ってテクニックを使うことを覚えます。これが「判断と意図を伴ったテクニック」、すなわち「スキル」です。

 また、パスとドリブルの使い分けも、高学年ごろから少しずつできていくはずです。