悪質商法撲滅研究室
  • 22Jan
    • 悪徳業者の闇の真実(その4)

      入社して驚いた一般の会社と大違い新入社員教育 (その1)電話機の訪販会社B社に入社したのがまだ寒さの続く3月のことでした。当時一緒に入社した新入社員は12名でした。その中には悪徳訪販で有名なS産業の所長や広告代理店課長などそうそうたる経歴の猛者がそろっていました。僕はそれまでは普通のサラリーマンだったので、訪問販売という初めての分野の業界にとても不安を持っていました。新入社員教育は2日間にわたり新宿本社隣のビル7階で基本的な電話機の構造から電話料金システム、回線種類などを一通り学び最後は簡単なテストがありました。その後各営業所への配属が決まりました。僕は、家に近い立川市の西東京営業所の勤務になりました。西東京営業所は営業部員8名、管理部員3名、工事部員3名の計14名の営業所でした。配属直後、最初に給与体系の自主選択をすることになりました。自主選択とは3か月間だけに限り固定給制か加算給制かを選択することです。固定給を選択した場合は3か月間、毎月40万円保障されます。加算給制は売り上げ成績によって基本給に加算給がプラスされる給与システムです。僕は自信がなかったので3か月間の固定給制を選択しました。翌日出社するとみんなに紹介され、すぐロッカーに案内されました。ロッカーでは営業用の制服を与えられ早速着替えました。一見、都の水道局の職員の制服に似ています。ちなみに、訪問先のお客に水道局職員とかURの職員、土木事務所の職員などによく間違えられました。朝礼が終わると早速、席に案内され基本トークを書いた用紙を渡されそれを覚えるように言われました。枚数にして2ページでした。次回は新入社員教育 (その2)を紹介いたしますアマゾン人気商品 リアルタイムランキング

  • 26Jul
    • 悪徳業者の闇の真実(その3)

      みなさんこんにちわ!発行人のフジサンです。前回の続きより会社全体ではどの位、販売しているのか実績表を見せてもらったところ一番売っている営業マンは横浜営業所の常時同じ営業マンで月に30本以上売っていました。月収にして100万以上です。面接が終わるころにはその販売手法を覚えればやっていけそうな安堵感とまた、実際にやっていけるのかの不安が入り混じりました。その後入社を決断した僕ですが、この本では驚くべき訪問販売会社の内部実態を中心に 販売者側から見た目で詳しく説明しています。詳しくはこちらのブログ「月刊悪徳商法ニュース」でも紹介しています。 実は訪販会社へはお客から苦情の電話が多く寄せられます。しかし、事件として取扱いされるのはそう多くありません。その理由は被害者のお客が被害にあったことを認識していないことにあります。 消費者センターではオンラインで全国規模の過去の苦情データを集めています。僕はそのデータを見る機会がありました。それを見れば実に多くの苦情が寄せられていることが分かります。消費者センターでは苦情が増えてくると、ある一定のレベルに達したところでその訪販会社に是正勧告がされます。それでも改善されなければ担当者を本庁(都庁)に呼び再度改善策の提出を求められます。それでも是正がされず何回も被害者の苦情が続けば当局の立ち入り検査があり最終的に業務停止を宣告されます。悪質な場合は警察の介入が行われ逮捕者がでます。ニュースになるのは業務停止と警察事件に発展したときのみです。消費者センターからは販売会社に対してお客からの苦情が寄せられるとまず販売会社へ契約内容の確認がなされます。しかし販売会社は契約内容に問題がなければ突っぱねる事ができます。最悪契約を解除して返金することで解決します。そのようなことはニュースになりません。特に昨今オレオレ詐欺の話題があまりに大きすぎ、悪徳訪問販売の問題はその陰に隠れてしまっています。ちなみに2015年5月のNHKで放送されたTV番組によると・訪問販売に来て欲しくない   96%・電話をかけてきてほしくない  96%でした。また、ヨーロッパのドイツ、オーストリア、デンマークは訪問販売は禁止されています。僕は前に紹介しましたように訪問販売だけで17年間、2社を渡り歩きました。1社目のB社に入社したのは平成8年のことでした。この会社は全国に営業所があり、社員数は100名ちょっとの会社でした。翌年、僕は四国の高松営業所の所長として赴任し、約6ヶ月後今度は中国地方の山口営業所に所長として赴任しました。平成10年の9月(入社2年後)、ある事件(後述します)をきっかけにB社は倒産しました。2社目はその翌月の10月に自分たちで立ち上げたT社です。顧客名簿、及び什器備品はすべて流用させてもらったので、ほとんど開業資金はかかりませんでした。B社は昭和61年から営業活動をしていましたので、顧客は全国で3万人とも言われていました。T社で保守メンテナンスを引き継ぐといっても、これだけでは事業運営は無理なので実際はB社のお客を対象にしたリプレース販売でした。解りやすく言うとメンテナンスしながら電話機を新しく下取り販売するという業務です。次回より本題に入ります。

  • 24Oct
    • 悪徳業者の闇の真実(その2)

      みなさんこんにちわ!発行人のフジサンです。このブログは僕の長年の訪問販売の経験の中から訪問販売業界の実態と問題点、また訪問販売による被害が多く発生している実態を踏まえお客様が被害に遭わないための防犯対策を業者側から見た目で詳しく紹介していいます。このブログはは訪問販売業界とはどのような業界なのか、その実態について僕が経験してきた実績と、僕の周囲に常にいた他の訪販業界の仲間たちの話から詳しく紹介しています。さて、僕がこの業界に入るきっかけになったB社の本社は都内の新宿区にありました。従業員は全社で100人規模の会社で関東を中心に9か所の営業所を展開していました。さっそく僕は会社を訪問し、人事担当者と面接室で会うことになりました。まず、どうして電話機の訪問販売でそんなに高額な収入が得られるのか疑問に思っていたので、その部分を先に尋ねました。話を聞きながらふと、面接室の隅を見ると販売する電話機らしいものがパンフレットと一緒に置いてありました。よく見ると色の濃いグレーのコードレスの親子電話機です。町で売っている一般の電話機を少し高級にデザインしたそんな感じの電話機です。メーカーは大手通信機メーカーのK社のものでした。人事担当者の説明によると、この電話機が訪問販売の商品とのことでした。続けて販売価格を聞いたところなんと、驚くなかれ販売価格172,000円ということでした。一般家電販売店では1~3万もすれば十分立派な電話機が買えるのに本当にこれを買うお客がいるのか、こんな高い電話機が売れるのか一瞬不安になってしまいました。また同時に、どのような販売方法を行っているのかも気になりました。すると、隣の会議室へ案内されました。そこは営業会議室で正面に大きな白板があり、それは営業部員の成績表でした。左側に営業部員の名前が縦に列記してありその数15名前後、真ん中上部は左から右にカレンダーが刻んであり名前の横には黄色、緑、赤の丸いマグネットマーカーがついています。説明によると黄色は契約、緑は工事完了、赤はキャンセルということでした。よく見たら月半ばというのにトップの営業マンはすでに15本の契約をしていました。一日3本契約している日もありました。その他の営業部員も10本前後売っていました。僕はびっくりしてしまい、どうしてこんな高い電話機がこんなにも簡単に売れるのか、内心不思議に思いました。一般的な販売方法ではまず無理なのできっとこれは裏に特別な販売方法があり、その手法を覚えればやっていけるのでは?といろいろ思惑しながら頭の中ではそのからくりに考えを張り巡らせました。詳しくはこちらのブログでも紹介しています。月刊悪徳商法ニュースそれではこの続きは次回紹介いたします。

  • 27Sep
    • 悪徳業者闇の真実 その1

      みなさん初めまして 発行者のフジサンです。僕は訪問販売業界に長年携わりいろいろな商品の販売手法を目の当たりに 見てきました。このブログは僕の長年の訪問販売の経験の中から訪問販売業界の実態と問題点、また訪問販売による被害が多く発生している実態を踏まえお客様が被害に遭わないための防犯対策を業者側から見た目で詳しく紹介していこうと思います。訪問販売会社が扱う商品はそのほとんどが皆さんが日常的に目にしているものがほとんどです。特別に変わった商品は扱っていません。 そのような商品は売りにくいのです。実際に売れているのはこんなものが売れるのかと思うような商品がほとんどなのです。訪問販売で売れない商品はありません。すべての商品が対象になります。 この本ではその中で電話機の訪問販売を題材に取り上げて紹介しています。その他の商品を扱っている業界でもほとんど同じような 営業形態で活動しています。僕は悪徳訪販で有名な電話機の訪問販売会社のB社とその後自分たちで立ち上げた会社でで17年間、平均して 年間3500万円を売り上げてきました。年収は軽く1000万円を超えていました。それまでは大手通信機会社の普通のサラリーマンでした。きっかけは当時の仕事で自分の納得のいく、向上意欲が感じられなくなり、このままでは自分を生かす道がだんだんと狭くなると思い毎日の業務に嫌気をさしていた時のことでした。 ある日、なにげなく新聞の求人広告を見ていたら電話機の訪問販売で月収が40万~100万という求人広告を見つけ、興味を感じたことでした。そして冷やかしのつもりで面接を受けに行ったことが、その後の僕の人生を大きく変えることになりました。それではこの続きは次回紹介いたします。