ディシプリンとは? | Rugby Explorers

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ラグビーで良く言う言葉で、規律を守るってのは多分基本的にルールを守りましょうて意味で使われてるんでしょう。

 

犯罪をしないようにしましょう、事故を起こさないようにしましょう。ってのが規律を守りましょうて言葉としましょう

 

当然世の中にはルールをわかってて破る人もいますね。逆に故意じゃなく破ってしまう人もいます。

 

事故が起こらないように犯罪を侵さないようにする為にあるチーム内のルールを基本的にはディシプリンと呼びます。

 

特に戦術的な場面で使う事が実際は多いです。

 

日本のラグビーメディア等では明確にわけられてませんが、これが前提にあります。当然それを守るためには基準、優先順位、スキルと言ったものが必要になります。

 

まず日本のラグビーはその土台、特に基準が一切ないて問題に直面しています。エディがJapanwayなんて言葉を作ってその基準を明確にしようとしました。特にスキル、データ分析、戦術と言った様な面で大きな功績をあげてくれたでしょう。

 

しかしそれが、現在も浸透してません。

 

そのディシプリンや基準が作られる為には環境はもちろん、レガシー、アイデンティティ、カルチャーと呼ばれるようなものが必要になってきます。

 

それを世界で他競技を含めて最も明確に示してくれてるチームがありますね。

それが、オールブラックス。

 

ただそのオールブラックスでも完璧に守れているか?と言えばそんな訳ありません。

 

それでもその全て含めた明確な基準があり、全選手がその中で適切な判断を下して、対処出来る能力があるのがなによりの強みでしょう。そしてそれを疑わないことも。

 

その土壌をオールブラックス内部の現場だけで作ったか?協会だけで作ったのか?そんな訳がないでしょう

 

その価値観を作るのは外側の人間です。

 

NZのラグビーに関わる全ての人間が、その価値観を求めて要求した結果今のオールブラックスがあるわけです。

 

そしてオールブラックスもそれに気付いたのは2007年以降です。それまでの積み重ねは当然ありました。

 

ただそれを形としてラグビーに出さないと勝てないと気付いてまだ10年くらいです。

 

それが戦術で言えばポッドシステムの完成と言ったような形で出た面もあります。新しく戦術が出来ると言うのはそう言った積み重ねの集大成です。

 

日本ラグビーがこれから先どうなるかはわかりませんが、積み重ねて来たものが決して小さい国だとは思いません

 

その中で今年のW杯またそれ以降に日本が良いラグビーをして行こうとする中でラグビーに関わる全ての人間は価値観を形にしようとしないといけないかな?と感じます。

 

その中で「規律を守れない」や「ミスをしたから負けた」みたいな具体的でない言葉で、そこになんの価値観も基準もない批評をしても仕方ないのでは?とも思います。

 

今求められている「世界と戦う」という意味は、そういう事になってきています。

 

 

日本のラグビー文化みたいなものは独特であり素晴らしい。

これは世界が認めていることでしょう。

 

ならそれをさらに高めていく、仕上げていく作業が必要になってきます。

 

それを出来るのは選手でも監督でも協会でもないでしょう。

 

ファンの存在になるだろうなと思います。

 

その価値観を作る役目はラグビーに関わる1人1人が背負っているものです。

 

その結果がグランドの中のディシプリンを守れるか?みたいな部分に繋がってきます。

 

それを理解してもっと沢山の基準や言葉を持つことがラグビーに関わる全ての人間に今後求められるでしょう。

 

日本と言う国自体の文化を考えれば特に細部にこだわりしっかりしたルールの中で戦うと言うのは決して苦手な事ではないと思います。

 

そしてラグビーと言うスポーツはこれから先そう言った部分を丁寧に詰めていく作業やこだわったディテールで差が出るスポーツになるかな?と思っています。

 

その為にも言葉を1つ1つ丁寧に使っていく事がラグビーに関わる人間に求められる

また自分達が欲しい結果を得る為の1番の近道だろうなと思います。