ニュージーランドで、芽吹く夢 - インタビュー : 匿名ラガーマン - | Rugby Explorers

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ある日本人が、ニュージランドで今、チャレンジをしている。

 

それは、Twitter上で「 匿名ラガーマン」と名乗る男だ。

 

日本のラグビーの未来はどうなるのか?、ワールドカップ以降どうなってしまうのか?という、2019年への期待と同時に生れてくる不安。そんな中で彼の存在は、もしかしたらは僕等の不安という暗闇を照らすランプとなってくれるのかも知れない。

 

彼が、王国で何を経験し、何を得ているのか?

 

もしかしたら、このインタビューは閉塞した今の日本の状況にも響くじゃないかとも思う。

 

今回快くインタビューを快諾してくれたので、質問を投げかけてみた。

 

(今年の9月に行ったインタビューです)

 

 

「コンタクトは思ったよりやれるなと感じました。特にずらすプレーはすごい大事で使えるなと感じます。パスやキックのスキルは充分通用する」

 

DT「日本でラグビーを初めてNZに?」

 

匿名ラガーマン(以下 匿) 「父の影響で物心つく前の年中からラグビーはプレーしてて中学まではスクールでやって高校はスポーツ推薦で一応花園出場までしました。その後NZに。」


DT「NZではどんなカテゴリーでプレーしてる?」


匿「プレミアリーグっていうクラブの1番上でプレーしてます。ひとつ上がればもう州代表には呼ばれるとこでプレーしてます。」

 

DT「そこでどこのポジションを」


匿「基本は10と12ですね。チーム事情でアウトサイドバックスもやりますが。」


DT「得意なプレーや通用したプレーは?」


匿「得意なのは難しいですが、コンタクトは思ったよりやれるなと感じました。特にずらすプレーはすごい大事で使えるなと感じます。パスやキックのスキルは充分通用するなーとも。」


DT「逆に通用しなかった部分は?」


匿「まず高さ(笑)僕は小さいので。後は抜けた後ですね。日本では抜けたってのが、抜けてない。」


DT「それは相手の手が伸びてくる?抜けてもフォローが早い?」


匿「あーまさに、両方です。抜けたと思っても、諦めずタックラーは手伸びてくるし、それかわしてもすでに囲まれてる。」


DT「あーやっぱりかー。そのへんはすごい感じる。戦術とかでNZと日本の決定的な違いとかある?」


匿「難しいですが、システムはどこもだいたいポットで1-3-3-1でやるんですが急に3-3-1-1にしたりする」


DT「ディシプリンみたいなんはないってこと?」


匿「基本的に決め事みたいなんは自然にわかってるでしょ?みたいな感じですね。」


DT「それじゃあ練習とかなにするん?」


匿「練習も基本火曜と木曜しかなくてシーズンやとほとんどコンビ練習みたいなんしかしない。コンタクト練習とかはないですね。」


DT「じゃあスキル練習とかそんなんは?」


匿「シーズン前とか練習開始直後にちょっとはやりますけど、なにか特別な事やったりは少ないですね。高校日本代表がやってるからってやってたみたいな練習をやってる感じです。日本にもちゃんとそこは流れてると思います。」


DT「なるほど。じゃあちゃんとやっとくべきと?」


匿「ですねー。ディフェンスでまず飛び込まないで我慢して粘ること。後は、目の前のスキル練習をしっかりやるのが大事だと思います。」


 

「これはラグビーだけの話ではなくなるんですが、日本ではラグビーする為に大学に行ったりしますけど、それはすごいもったいない事だと思います。自分のやりたい事にもっと時間を使えた方が良い」

 

DT「今は生活は?何食べたりしてるの?」


匿「最初はホームステイでしたが、今は一人暮らしです。自炊してますよ。最初こっちの料理はやっぱり口に合わなくて、今は鶏肉ばっかり食べてます(笑)」


DT「トレーニングは?」


匿「普通にジム行ったりして自分でやってます。今はオフシーズンなので。」


DT「語学は?最初から話せる状態で行ったん?IELTSの点数は?」


匿「IELTSは学校に入るのに必要で、5.5でギリギリでした。最初は訛りみたいなのがあって、それに慣れるまでがすごい大変でした。今は間違いなく語学力は上がったと思います。」


DT「ぶっちゃけ、留学て費用的にどれくらいかかるん?俺は高いから無理や言われたんやけど(笑)」


匿「結構かかりますよ!生活費は今月10万円くらいです。毎月なんとかカツカツでやっていってます(笑)」

 

DT「最近日本の選手も早くから留学したりトップリーグにチャレンジしたりする選手が出てきたけどどう思う?」


匿「出来るだけ早く出来るならチャレンジした方がいいと思います。これはラグビーだけの話ではなくなるんですが、日本ではラグビーする為に大学に行ったりしますけどそれはすごいもったいない事だと思います。自分のやりたい事にもっと時間を使えた方が良い。だからチャレンジするのは大賛成です。」


DT「その中で、NZから日本にアウトプットもしてくれてて大事さを言ってくれてるけど?」


匿「アウトプットは僕の中で色んな理由があって、まずこっちで英語でアウトプットがまったく出来ずにめちゃくちゃ苦労をしています。それでまず、日本語で練習用にTwitterを作った部分があります。実際高校時代は、ポットの練習みたいな戦術的なことをまったくやってなくて、そこで試合をもっと見ないとなーとなりました。見ないと勉強出来ない。だからもっと見てアウトプットして行かないと、ラグビーは上手くならないと感じてます。」


DT「なるほど。これからの目標は当然、州代表?」


匿「そうですね。まずそこでスーパーラグビーです。小さい頃からの夢なので。」

 


 

「こっちに来ると目標とかも自分で決めたりすごい自分の行動を考えるようになりました。どこでプレーするかなんかもそう。それがひとつひとつ目標に繋がってる。とりあえずなんとかなにか結果を残したい。その気持ちを持ってやってます」

 

DT「もし日本のトップリーグからオファーがあれば?」


匿「まったく考えてないです。日本でプレーするなら、日本に居ればいいと思ってましたから。スーパーラグビー以外でやるとすれば、ヨーロッパとかアメリカでも海外でやると思います。」


DT「サンウルブズでも?」


匿「ないですね。今はこっちでスーパーラグビーと契約する以外のことは考えてないです。」


DT「サンウルブズや日本のことははNZで話に出たりするの?」


匿「たまたま試合終わった後のクラブハウスで、ヘイデンパーカーのさDGで終わった試合が流れててなかなかやるやん!とはなりましたけどその程度ですね。」


DT「なかなか厳しいなー。最後にラグビー以外でもいいし目標とか学んだことはある?」


匿「こっちに来ると目標とかも自分で決めたりすごい自分の行動を考えるようになりました。どこでプレーするかなんかもそう。それがひとつひとつ目標に繋がってる。とりあえずなんとかなにか結果を残したい。その気持ちを持ってやってます。」

 

 

僕も小学生の時、中田やイチローを見て海外にチャレンジする選手にすごい憧れを持っていた。何かにそうしなくちゃ行けないんじゃないか?という衝動に駆り立てられた。

 

高校時代、自分自身対した選手じゃない癖に、日本にこのままずっといたら、ラグビープレイヤーとしてで伸びないのではないか?と漠然と思ってしまい、海外挑戦に想いを馳せていた時期があったせいか、今のサンウルブズの様な方法での海外挑戦は、何だか物足りなさが生まれてしまう。


そんな中、今回インタビューを受けてくれた匿名ラガーマン君は、僕が憧れたイチロー、中田のような強い信念、そして僕が持っていた夢を体現してくれている様で、共感出来たのだと思う。だからすぐに彼の虜になったし、このインタビューを読んで貰えれば、彼の魅力をを感じれるのではないかと思いますし、何かに挑戦したくても踏み出せずにいる若者の背中を強く押してくれるとも思う。


このインタビューが、彼の壮大なチャレンジの少しでも力になるように祈っているし、Rugby Explorersとしても全力でサポートしていきたいと思う。

 

どうか芽吹いた夢に、大輪の美しい花が咲きますように。

 

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