フォトグラファーが使うプリンター&用紙 | gab-log

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経済学に無知なることは罪ではない.しかし無知なるままに経済問題を声高に論じることはまったく無責任であるといえる.(ロスバード)

TwitterID 男前先生 @_dt4u / 所属機関組織に無関係の個人としての不定期落書き / すべては良識に基づきます

 撮った写真をPCの画面で楽しむのではなく,紙にアウトプットする場合はその「紙」と「プリンター」を選ぶことになるわけで。

 私的な意見でいうと写真は紙に出力することをお勧めします。なぜならポートフォリオとして実績・実力をアピールするために持ち歩くことができることはもちろん,そもそも納得の出来栄えである作品を飾らないなんて,こんなにもったいない話はない。

 

 まあ色々なプリンターを使ってきたわけです。それこそ当初はコピー・FAX複合機のような汎用品からこれまた汎用のL版用紙に出力してみたり,少々値の張る写真専用プリンターを使ってみたりと色々試してはみた。

 

 そんな中での(私の)結論はEPSONのSC-PX5VⅡというプリンター。本稿は企業案件でもなんでもないので手厳しい私見も書いておきます。

 

 

 後継機の SC-PX1Vというモデルが昨年夏に発表されているため,入手できるのは在庫分のみだと思われ。インクは現役販売されているので本体が手に入った人はラッキーということに。後述しますが SC-PX1Vよりも旧型のこちらがお勧めです。ただし自己責任でどうぞ。

 

 インクジェット機なので「染料インク」「顔料インク」という区別はあり,PX5VⅡは当然ながら顔料インクのモデル。インク自体が結構なお値段であるほか9色というかなり本気なもの。ただ発色と表現はとてもいい。

 

 となると今度はどの紙に出力しよう,という壁。

 

 流石にハイコストなインクを使うとなると "紙" も本気出したくなる。吸着性の良さはもちろんとして,紙の質感もカチッとしたものがいい,となると私が思いつくのは「バライタ紙」とか「RC」のようなザ・写真な紙質。

 色々試した結果,辿り着いたのはピクトリコの紙2種。

 

 
 
 

 

 

 ほぼ9割,シルバーラベルを使っている。その名もズバリ「バラ板調」という用紙。

 

 はじめは「こんな分厚い紙,大丈夫なんだろうか?」と思うほど分厚い。そこらへんの厚紙なんて目じゃないくらいの厚みでも,ちゃんとPX5VⅡで出力可能。質感は完全に "写真館" のそれ。さすが質実剛健のドイツ製。

 かなり特殊な用紙とはいえ,さすがにカメラ系を名乗る家電量販店ならば取り扱っていることがあるので一度お試しあれ。PX5VⅡはA4・A3にも対応しているのでピクトリコ,お勧め。

 

 で,昨年夏に後継機 PX1Vが登場したわけで,新し物好きの私が黙っているわけもなく購入してみた。小型化され,黒・青の表現が強化されたということで辛抱たまらんことに。この時点でべつにPX5VⅡが故障していたわけでもなかったので,結果からいうと「バカな買い物」をすることに。

 

 

 変わらん。

 

 

 黒と青の色調が強化されたというが,単純に青っぽくなってしまう感じ。出力スピードについてはほとんど互角,というよりまるで差がなく卒倒しそうになった。チビる。新型の定義とゎ。

 

 

 いや本当に,これから写真専用プリンターを買うなら旧型のPX5VⅡの在庫を狙うことをお勧めします。しかも安く手に入るのだからこれ以上の説明は必要ないでしょう。少なくとも肉眼で見る限りは差がない。新型の定義とゎ…!

 

 ただし,PX5VⅡは1Vと比較して圧倒的にデカいので,少しでも小さくという方なら1Vでいいとは思います。ぶっちゃけインクカートリッジをフル交換1回分ほどの価格差ではあるので。

 

 EPSONから純正用紙「クリスピア」という品物が販売されているので,紙にカネかけたくねえよ,という方はそれはそれでいいでしょう。ただ間違ってもピクトリコの紙と比較などしないように。パッと見にも触感でもそれほどの明確な差があります。

 

 本日の格言: 『新しければいいっていうもんじゃねぇ。』