スペック解説の続きです。
この記事のはじめに、ぜひとも、物凄く、
強調させていただきたいのですが、
この服薬飲み合わせは、あくまでも
しゅくらむ個人のケースです。
せっかちなADHD族は、すぐに
「万能の処方箋」を見つけたがってしまいますが(笑)、
薬は、あくまでサポート手段のひとつ。
私自身、主治医と相談し調整しながら
13年の間にカスタマイズし続けて
ようやく「イイあんばい」を見出したので、
ひとつの例として参考程度に見てくださいね☆
その試行錯誤の過程を、何回かに分けて
お伝えします。
■診断後、最初の処方はリタリン&PZC散
「カラダは起きているのに脳ミソは寝ている状態」なので、
脳の覚醒度を上げるために、
診断後最初にまず、
リタリン(錠剤)とPZC散(粉末)が
処方されました。
(診断当時の2003年、リタリンは
ADHD治療薬としてポピュラーに
処方されていました)
主治医の指示のもと、1日3回服用したところ、
これが驚くほどの変化をもたらしました。
服用後1時間ほどで薬が効き始めると、
突然トップギアに入ったように
脳ミソの回転が上がるのがわかるんです。
仕事がはかどること、はかどること。
特に、書類作成や単純作業が
苦痛なく片付けられるのには、凄く助かりました。
ところが今度は、脳ミソが覚醒しすぎて
寝つけない。
残業を続けて帰宅が遅くなり、
夜中2時を過ぎてもアタマは
ギンギン全開・絶好調状態。
まるでモーターに動かされているみたい。
カラダは疲れているから眠りたいのに、
慢性的睡眠不足に。
「どっちかにしてくれー!」というカンジでした(笑)。
■服用量を調節するも、アトピー悪化で常用できず
主治医に相談して、服用回数を1日2回に
減らしてみると「ちょうどイイ感じ」に
なったのですが、今度はアレルギー反応で
持病のアトピーが悪化。
睡眠不足で抵抗力が落ちていたことも
あったのでしょうが、アトピーの炎症で
全身が火照って眠れなくなってしまいました。
仕方なく自己判断で常用をやめて、
集中力が必要な「いざという時」だけ
服用していた時期がありました。
※注意!!
もちろんこれは、正しい用法ではないです!※
この時の自己判断には、2つの要因が
ありました。
当時、成人ADHDを診断できる医師が
全国でも限られていて、
新幹線で通院していたため、
とても毎週通院とか出来なかったこと。
ステロイド薬禍を体験して
西洋医学不信になっていたため、
アレルギー反応を無理やり抑え込む
ステロイドなどは使いたくなかったこと。
これが大きな要因でした。
でもいまの自分なら、こんなやり方は
絶対オススメはしません(笑)。
いざという時だけ集中して
「火事場のクソヂカラ」で帳尻合わせする
というやり方では、破綻を招いたからです…。
ただ、そういう試行錯誤を経て、
「火事場のクソヂカラ」頼みではない
生活パターンへの組み替えや、
体調に合わせた薬の微調整を学んでいきました。
■主治医の転勤、新しいドクターとリスタート
数年後、お世話になった診断医が、
飛行機でないと通えないような遠方の病院に
転勤することになり、都内にある自分の後輩の
クリニックに紹介状を書いてくれました。
診断医も、今度のドクターも、
ADHD当事者の方。
初診から「あ、同じ一族だ!(笑)」と
波長が合うのがわかったので、
自分としては安心感を持ってスライド出来ました。
今度は仕事帰りにも通院できる距離だったので、
新しいドクター(現在の主治医)と、
数週間単位でひとつひとつ相談しながら、
いろんなアプローチから処方を調整していくことになります。
その次に試したのは、
比較的効き目が穏やかな
デパケンやデジレルなど。
さらに10年くらいかけて、
現在の処方にたどり着きます。
(なお、現在リタリン&PZC散は
処方されていません)
トリセツ4・服薬②に続きます。
■ADHD族の方へ
自分にちょうど良い飲み合わせを
見つけるのって、結構時間が
かかったりしますよね。
いきなり凄い結果を出そうとしないで、
たとえば革製品が使い込むことで
少しずつ手に馴染んでくるように、
自分が心地よいように使いやすいように
カスタマイズするつもりでつきあえると
いいんじゃないかと思います。
自己判断はかえって遠回りになることも
多いです。ハイ。
試した結果をフィードバックすることで、
よりフィットしやすくなるので、
ドクターや薬剤師さんなど、
誰かひとりでも支援者と信頼関係が築けるといいですよね。
■ご家族の方・ご友人の方へ
特に小さなお子さんをお持ちの方は、
「どうしても薬を飲まなくてはいけないの?」
「薬物依存になったりしないか心配…」と
感じる方も多いかもしれません。
その思いは当然だと思います。
私も親友の子供が診断を受けてから
相談されたので…。
「絶対飲まなくちゃいけない」ってことはないです。
ただ当事者としてぜひともお伝えしたいのは、
お子さんには出来れば選択肢を増やしてあげて
欲しいということ。
とてもセンシティブで大切なことだと
思いますので、そのことは別途詳しく、
次に書きたいと思います。
本日はこのへんで…!
byしゅくらむ
「しゅくらむ」は、アラビア語で「ありがとう」を意味しています。
ここでの出会いと、ここまで読んで下さったことに、感謝をこめて。
シュクラム!
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