こんばんわ
暑い一日でしたね
私は歳を重ねるにつれて
なんとなく
アート鑑賞は一人を好むようになりました
一丁前にすみません…。
今日の映画も、一人で観てきました
昨日、公開になったアーティスティックな要素が満載のアニメです。
多分、ピンと来る方は多いと思います。
私の感想は…
躍動美と憂いが織りなす
かつダイナミックな作品でした
ショパン作曲「バラード1番ト短調」
こちらの曲のようでした。
映画の感想を
クラシック音楽に例えました。
私が一人でアート鑑賞するようになった
根底には様々な出逢いが
影響していると思います。
その一つですが
印象に残る出来事があります。
以前
ある絵画展を観に行きました
ラファエル前派か、
印象派だったと記憶します。
一通り観て、出口を抜けた付近で
様々な画家の作品を
販売しているエリアがありました
そちらで、ある方とバッタリ会いました
その方は、絵画を買うつもりで
吟味していました。
販売している作品は
絵画展の趣旨とは異なり
前衛美術など
ジャンルも多岐に渡っていました。
「職場のエレベーター横に飾っている絵画は、私の物です。
取り替えたくて、選んでいました。
たっぷり絵を観てきたから、自分の感覚も冴えるましょう?
これが、大事なんですよ」
その方は、絵画展からインスパイアーされて、
患者さまや、面会の方が利用するエレベーターの横に飾る作品を選んでいました。
「灰色のエレベーター、似たような色の壁に合う物で、そっと華を添える作品が良い」
ジャンルに囚われず、そこから逆に感性を開いて選択する、豊かな発想に関心しました。
私だったら誘惑に負けて、華やかなラファエル前派か印象派を選んでしまうでしょう。
でも、その方の視点は、場の雰囲気に相応しかった。
歳を重ねるごとに
その方が仰った意味が
ジワジワ心に染み渡っています。
だから一人アート鑑賞を好むように
なったのかもしれません。
映画館を出たら日差しが眩しかった
感動の涙も乾いたところで
日用品や食品類の買い物へまわりました。
映画の後で急に日常へ戻ると
感覚が混乱しやすいですね…
お時間を割いてお読み下さり
どうもありがとうございました
Akito
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