今日 友人と郊外にある

桜の名所に出掛けたら


まだ時期が早く

チラホラ咲いていました


可愛らしい桜の花が

風に揺れる姿は


どこか儚さも感じます





ところで


今日は精霊の日だったのですね

桜の精もいるかもしれません



私の蔵書 「妖精図鑑」によると

彼らは


ありとあらゆるところに

存在するそうです





あなたもスタンプをGETしよう

 

そこで以前

患者さまが教えて下さった

「臨死体験」を思い出しました


(詳細は省きます)


ある男性患者さまが

手術後に急変をしてしまいました


その間、医療者は

心肺蘇生をして人工呼吸器に

乗せました


同時に意識のない男性患者さまは 

どう感じていたのでしょうか?



「僕は眩しいトンネルの中を歩いていた


左右の壁から沢山の白い腕が出て

おいで おいでを していたんだよね


誘われるがまま

進もうかなあと思ったけれど


なんとなく引き返したら

いつの間にか白い腕は消えて


それ以降の記憶は

飛んでしまったんだ


後から聞いて分かったけど

おいで おいでを されていた時


〇〇ドクターや〇〇ナースさんが

僕に心臓マッサージや


アンビューバッグで人工呼吸していた

蘇生されていたんだね


目を覚ました時は

人工呼吸器に乗っていた


あの時、誘惑に負けて進んでいたら

ここにいなかっただろう」


男性患者さまは

お仕事も影響していたのか


ドンと構え好奇心旺盛な方でした


シーンは異なりますが


男性患者さまは

桜の花に魅せられ

未知の桜を探しまわった


西行の気持ちが分かったかも?

しれません


吉野山 こずえの花を 見し日より

心は身にも 添はずなりにき

(西行 山家集 66)


吉野山に咲く花を

遠くに見た日から


私の心は落ち着きをなくして

体からさまよい出てしまった


(下記より引用)


西行も繊細気質を持つ

HSP歌人だったようですが


この和歌では

幽体離脱しているのか?

そんな気配を匂わせています


彼の魂を誘惑する

「桜の精」は


いつの時代も

存在したのかもしれませんね






本日

女神たちの主治医は

臨時休診致します


お読み下さり

どうもありがとうございました

Akito


引用図書

角川 ソフィア文庫

新古今和歌集