龍が如く8の感想 | ゲーム攻略の話

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■レビューまとめ

  • メインストーリーがつまらない
  • ハワイは広くて新鮮さがあるかも
  • まんねりが如くはいつものこと
  • ミニゲームは作業的で飽きてくる

 

■龍が如く8はどんなゲームだったのか?

今年に発売されたSEGAの龍が如く8をプレイすること、トロコンまで遊んでみて全体的に舞台はハワイになったものの、あまりこれまでの龍が如くシリーズと代わり映えしない作品だったというのが結論だろうか。もっとも前作の龍が如く7から同様にターンベースのバトルシステムなので、飽きがくるのが早いという一面もありますが、新しく入ったユーザーも多かったのか、龍が如く8は百万本出荷できたと公表していたけれども、中古の値崩れからすると、さほど新規プレイヤーの数が増えたのかは伺わしいところもあるかもしれません。

 

龍が如く8は神室町+異人町+ハワイの3つの舞台が用意されてますが、ミニゲーム関連は数個導入した程度で、あとは従来からあったゲームを使い回ししている従来と同じ流れのゲームなので、やっぱ新鮮さという点では欠けているところもあるかもしれません。

 

■メインストーリーはいまいちかな・・・

またストーリーにおいては、全体的に浅いところもあれば、風呂敷を広げておいて「あのキャラクターはどうなったの?」といった部分が描かれていないところもあったりするので、なんかまとまりにおいて物足りなさも感じるところがあります。物語は今風のVチューバーの誹謗中傷などを題材としたところもあり、そういった社会問題をも取り入れたストーリーではあるけれども、グッと来る要素には至らないところもあった。

 

ヤクザがVチューバーに負けたの?」と考えれば、なんだか情けない面も感じるし、ヤクザゲーでも何でもなくなってきているのも龍が如くシリーズぽくなくなっており、海外マフィアと日本のヤクザの合同みたいな感じかな。いずれにせよ、東城会や近江連合は解散したことで大きく物語は動いたものの、アフターストーリーはあまり魅力がないものになってしまったかもね。

 

■寄り道要素は多いけれども作業的で飽きてくる

龍が如くシリーズといえばサブストーリーだったり、街歩きやプレイスポットなど豊富にあるのが長く遊べるゲームかもしれないが、大半はシリーズを通して過去作で遊んだことがあるものばかりなので、さすがに何度もプレイしたことのあるものは、何度も遊びたいとは思えないものばかりだな・・・。

 

新しくドンドコ島やスジモンバトルなども導入されたが、どれも中途半端なところがあって、うまく作りきれていないところが今一歩といったところです。ドンドコ島は長く拘束されてしまうので、途中でダレてくるプレイヤーが出てくるかもしれない。またメインストーリーとは関係性がほとんどないので、長い時間かけて攻略したところで、結局何だったの?と我に返るところもあった。

 

スジモンバトルは、ただただゴリ押ししているだけで勝ててしまうので、戦略もクソもあったもんじゃない。この辺りはなぜこんな設定にしてしまったのか疑問に感じるばかりで、ゲームの楽しい要素というものがよく分かっていないのではないのか?と思うばかりでありました。

 

■龍が如くはどこへ向かっているのだろうか?

龍が如く8をプレイする前は、新キャラも導入されてハワイ生活も楽しそうとは感じたところがありましたが、いざプレイしてみるとカットシーンは長くてダレてくるし、山井と何度も戦わされたりして、結局何を描きたかったのかがよく分からない作品だったw

 

春日一番の母親(茜)にしても、感動の再開をメインにしたかったのか、「むしろ母親は誰でも良かったのでは?」という設定もイマイチだ。基本は過去作から引き継ぐ物語なので、桐生一馬のエンディングノートにしても、過去作を遊んだことがない人にとっては退屈で意味不明な内容をダラダラと語られるだけなので、納得してもらえているのかが怪しいと思った。

 

「新規プレイヤー向けなのか?」と言えば、やはり違うと思うし、新しい人向けに制作したのが龍が如く7とか開発で昔言っていたものの、龍が如く8で過去作をガッツリと混ぜたりなんかして、ここらへんが龍が如くスタジオの矛盾するところだと思う。バトルシステムに関しては、やっぱアクションゲームの頃の方が面白かったと思うな。だってドンドコレーザーを連発するだけとか、弱点をつく極技を連発するだけだし、「これが面白いのか?」と言われると、飽きて来るんだよね・・・