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矫?連合艦隊極大権限保有最上級幹部会)は廃止されたのだ。まぁ、総理大臣が変わったら衆議院の議員も変わるあれのようなものだ。
「そうだったんだ。じゃあ私が預かるよ」
「え? ですが???」
「これでも私は連合艦隊艦魂司令部の先任参謀よ。どうせその資料も私にも回ってくるものだし」
「そ、そうですか? ではお願いします」
 雪風から大和は資料を受け取ると、それに目を通す。翔輝も不思議そうにそれを覗き込もうとするが、「軍の機密ですから大尉にも内緒です」と怒られてしまう。まぁ、一介の航海士に過ぎない自分には見せられないような内容なのだろう。一瞬見えた差出人が宇垣纏中将と書いてあったので納得はできる。きっと武蔵経由で回ってきた極秘書類なのだろう。
「へぇ、やっぱり軍の機密とかも管理してるんだね」
「そりゃそうですよ。それとも何ですか? 私達艦魂は仕事もしない無能の集まりだとでも言いたいんですか?」
「そ、そんな事言ってないだろ」
「どうでしょうか?」
「何だよ」
「お二人とも、ケンカはやめてください」
 雪風がおろおろとしながら仲裁に入り、二人は一応黙る。そんな二人を見て雪風はふぅ、とため息を吐く。
「お二人は本当に仲がいいんですね」
「そ、そうかな?」
「そ、それはどういう事ですか! 私達の仲は艦魂一の良さではないですか!」
「???それは違う」
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『うわぁッ!?』
 突然の声に驚いて振り返ると、そこにはじっと見つめて来る武蔵がちょこんと立っていた。
 連合艦隊旗艦という役職を降り、極上幹部会も廃止された今では武蔵は連合艦隊艦魂司令部参謀長という大和政権の頃の役職に戻っていた。肩に掛けた金色の飾り紐(飾緒(しょくちょ)と言う)もずいぶんと懐かしい。
「む、武蔵? どうしたの?」
「???姉さんの言った事には大きな間違いがある」
「え? そうなの?」
 翔輝の問いに武蔵はコクリとなぜか力強くうなずく。無表情の中で輝く瞳だけは力強く輝いている。
「???艦魂一仲がいいのは、私と翔輝。私達は一心同体、以心伝心」
 翔輝は予想通りな事を言う武蔵に頭を抱える。そして、この後に起きる事態を予想し、ため息を吐く。
「ちょッ! 何よそれぇッ! 大尉と一番仲がいいのは私なんだから!」
 もう予想通り過ぎて頭が痛くなるような反撃をする大和に、翔輝はまたため息する。
「???哀れね。妄想でしか生きられない哀れな姉」
「い、言わせておけば???ッ! 表に出なさい愚妹ッ! 決着をつけてやるわッ!」
「???了承。勝った方が翔輝と最も親しい関係」
「いいわよ! その条件呑んだ!」
「あのさ、当事者である僕の意見は無視?」
「まぁ、どうせ私が勝つけどね! こう見えても私だって日々の修行は忘れてないんだから!」
 それはきっとついこの前まで金剛に精神がたるんでると怒鳴られて無理やりやらさせていた早朝の素振り一〇〇〇回の事だろう。あれは鍛錬というよりは拷問だったな。泣きながらやってたし。
「???おもしろい。翔鶴が亡き今、私は国士無双の強さを持つ。力も、頭脳も」
 確かに、翔鶴こそ連合艦隊艦魂最強の武人であった。彼女に勝てるような艦魂や人間は今まで会った事がない。今では金剛、榛名、武蔵の三人が頂上決戦とも言うべき強さの持ち主達だ。正確には強さだったら金剛や榛名の方が上だが、その直情的な性格からよく武蔵の計略にはまったり、隙を突かれたりするので負ける事が多い。まぁ、真正面から戦ったら武蔵もだいぶ苦戦するだろうが。
 とにかく、そんな相手にも互角以上の戦いができる武蔵に大和が勝てる可能性は奇跡でも起きない限りないし、どちらかというと武蔵の方が奇跡は味方する事は多い。この勝負は最初から勝利