「沈黙の艦隊」が早くもAmazonプライムビデオで登場!!しかも劇場版のストーリーも含めた全8話のドラマとしてです!!
もはや劇場映画を観てもらうためにテレビドラマがあるのではなくて、テレビドラマを観てもらうために劇場映画がある、といった状態です。
世の中変わりましたな~。
そして、「沈黙の艦隊」自体も原作コミックの登場から35年くらいの時を経て実写映画化ということで
読者だった僕は驚きと同時に懐かしさもありなんとも感慨深いものがあります。
途中から飽きてしまい、最後まで読んでないんですけどね。だって当時中学生でしたもん。
さて、実写版「沈黙の艦隊」は劇場版も観たかったのですが結局観に行くことができず
いきなりドラマ版での鑑賞なのですが、最初に配信された6話は一晩で一気に観てしまいました。
各話の最後が次が気になる終わり方なので、ついつい次の話を観てしまうんですよね。
観ているストーリーが終わるころに、次のストーリーが画面右のほうに出てきますしねw。
でも、話のテンポも良いのであっという間でしたよ。
原作から細かいところはかなりアレンジしてあります
原作発表から30年以上経ち、世界の状況も人のマインドも変化しているということなのでしょう
かなりアレンジというか時代に合わせたアジャストがされています。
最初に「やまなみ」が衝突する潜水艦は、原作ではソ連原潜でしたが、艦名不明のアメリカ原潜になってます。
別にロシア原潜でも良い気がしますが、色々問題が出るのを気にしたんでしょうか?
あと、注目の変化は「たつなみ」の速水副長が女性になっていたこと。
原作では速水さんは少し女性的な感じのある男性でしたので違和感もなし。
野生味溢れる深町艦長とバランスをとる存在というのは原作とも変わらないと思うのですが
潜水艦が男性だけの世界ではなくなったというのが30数年での変化として感じられる部分でした。
若い人たちには普通であれば、それは良いことだと思います。
ちなみに速水副長を演じる水川あさみさんはぴったりの配役と思います。
もう一つ、原作からの変化は
若い乗組員が何人かキャラクター設定されて、ストーリーがあるということ。
これは原作には全くありません。
勝手な想像ですが、このようなサイドストーリーを膨らませる人物たちを入れておかないと、原作をなぞるだけでは動画作品は薄っぺらい感じになってしまうのかもしれません(時間が持たない)。
彼らがこれからどのようにストーリーに絡んでくるのか、特に入江君がどんな役割なのか気になるところです。
キャスティングは納得でした
コミックや小説の実写化で気になるのがキャスティング。
読者は読む時に自分のイメージをそれぞれ作っていますからね。
僕は本作品のキャスティングはとても良いと思います。
海江田艦長を演じる大沢たかおさんは、得体の知れない感じを醸し出しながら、冷静かつ大胆に操艦していく姿が良いです。
対する玉木宏さんの深町艦長は僕のイメージよりスマートですが、荒っぽさもありながら優秀というキャラクターがよく出ていると思います。
脇を固める俳優さんたちもとても良くて
ユースケ・サンタマリアさんは優秀で自由なベテランの味がありますし
先に書いた水川あさみさんもグッドキャスティング。
「やまと」副長の中村蒼さんもなんとも言えない存在感がありますね。
本作オリジナルキャラクターの「たつなみ」乗組員の若い3人組も今後にどう絡んでくるのか注目で楽しみです。
あと、僕が気になるのが
「やまと」ソナー員役の前原滉さん。
自由でアットホームな「たつなみ」に対して、きちきちっとしたプロ集団的な「やまと」の雰囲気を作っていますね。
そして、第2護衛隊司令役の田中要次さん。カッコ良い‼︎
抑えた雰囲気が、実は一番優秀な人はこの人なんじゃないかと見えました。
2月16日配信の残り2話での活躍を期待しています。
これからのシーズンが楽しみ
「沈黙の艦隊」は、かなり長い作品なので当然ドラマも長期戦になるのだと思います。
まずはシーズン1の残り2話ですが、その後のシーズンも楽しみです。
リアルな世界はちょっとゴタゴタしている中、上映/配信された「沈黙の艦隊」
視聴者に何を投げかけるのでしょうか?
じっくりと観ていくとしましょう。