娘が観たいと言っていた「ブルーピリオド」を一緒に鑑賞してきました。

美大を目指す学生の物語ということで、美大の受験ってどんなものなんだろう?という興味もあり

今をときめく若手俳優が出ているということもありで、僕も観たかった映画だったのですが

なかなか良い映画でした。




  眞栄田郷敦さんが良い

ほぼ主演の眞栄田郷敦さんを観に行く映画という感じですね

でも、すごくよかった!


ストーリーの大きな流れとしてはまあベタな方の青春映画なのでおじさんには展開が読めてしまうわけなのですが

展開が読めてしまう(スレたおじさんだからね…本当は素直に観た方が良いのよ)後半に対して、前半の主人公が美術に目覚めていくあたりの展開が非常に良くて、というかその時の主人公の表情が本当に良くて

僕もついウルウルきてしまいました🥺


眞栄田さんは映画の中でも語られる、主人公の持つ二面性をよく表現していたと思います。

素晴らしい俳優さんですね。

良い表情をするんだよな〜。



  周りを固める良い人たち

主人公も良いのですが、周りを固める登場人物たちも良いです。

基本的に良い人ばかり。


漫画の原作を2時間の映画の中に収めているので、短時間で各人物の役割を果たさなければいけないわけで

なかなか大変だったのではと想像しますが

僕が気になった登場人物を何人かピックアップすると


まず主人公のお父さん役を演じた、ずんのやすさん

台詞と登場場面は少ないですが、実はストーリーの重要なキーマン

息子への信頼と家族のために言葉少なく頑張る姿は、高校生の息子を持つ自分も「こうありたい」と思うお父さんでした。


次は美術学校の先生役の江口のりこさん

美術の学校の先生にいるかも、という佇まいと厳しくも優しく生徒を導く姿は素敵でした。


そして、美術部の先輩役の桜田ひよりさん

これまた美術部の先輩にいそうと思わせる納得感のある演技でした。

ほのかな恋愛模様も素敵でしたね。



  清涼感のある一昨

テレビCMでは泣ける作品という形で推していましたが

主人公と同じ世代の人には泣ける作品だったのかな❓


僕にはむしろ爽やかで清涼感あふれる青春映画と感じました。

前半の主人公が絵画に出会い夢中になっていく過程がすごく良くて

僕も好きなことを思うとおりに突き進んで、あんな顔ができたらなあと憧れを感じつつ、モチベーションを高めることができましたね。


好きなことを努力して突き詰める姿は人を感動させたり、幸せな気持ちに刺さるんだなと改めて考えさせられました。


悪い人が出てこない、安心して観られる映画なので

若い人にはぜひ観てほしいなあ。


音とか光とか考えて使っているみたいなので

できれば映画館で観た方が良いと思います。


そうそう、原作マンガとアニメもあるので

機会があればそれもチェックしたいですね。