「何じゃこりゃ?」というのがこのスネアの発売当時の正直な感想。10プライ・メイプルシェルをブラスのリングでサンドイッチするという奇抜なアイデアに驚いた。ブラスとメイプルのいいとこ取りを目論んでいる訳だが、ブラスの個性が前面に出てウッドの暖かみとかメイプルの艶っぽくファットなトーンニュアンスはほとんど感じられない。ソリッド系ヘヴィ級メタルシェルならではの音圧感は相当な説得力がある。薄い金属板を丸めて溶接して作られる一般的なメタルシェルと比較するとエッジを圧倒的に鋭く整形出来る。その結果、非常にハイレスポンスで爆発的なパワーを獲得している。明るく派手で押しが強くドライなサウンドは唯一無二の存在感。かつて所属したドラムレンタル会社の楽器ストックの中でもかなり稼働率の高い売れっ子だった。チューニングレンジは広いが高めのチューニング&ノーミュートで使う事がほとんど。
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