個人的に鍵盤楽器の音階に合わせてドラムをチューニングしたことは一度もないし、今後もやらない。

やってくれと言われれば今すぐにでも楽勝で出来る自信があるが、自発的にはやらない。

曲のキーに対してドラムサウンドが収まりが良いか悪いかぐらいは曲のデモを聴けば判断出来る。

音階を合わせるという説明を受けると、音楽的な注意を払った仕事のように思えるかもしれない。

しかし、その為にアタックが犠牲になったり、余計なサスティーンが出てしまったりしたら…

『メロディックなんだけどヌケの悪い音』という評価しか得られないだろう。

また、レコーディングならともかく、ライブでは曲によって楽器・チューニングを変えるのは非現実的。

『何があっても絶対に聞こえる』

音色にこだわるのは、そこいらへんをクリアしてからのお話。

自分の好きな音にチューニングする事は経験のあるドラマーなら誰にでも出来る。

しかし、自分の好きな音とエンジニアが録りやすい音のギャップを埋めなければ伝わらない。

何故ギャップが生まれるのか?

アタック・ピッチベンド・サスティーン・パーツ間の共鳴のコントロールが甘いからである。

チューニングが苦手な場合…

シングルヘッドのタムを徹底的にいじり倒すとヘッドのテンションと諸要素の関わりが分かりやすいかも知れない。