



この物件は、1階は店舗、2階は4部屋あり、学生向けのアパートとして貸していました。
オーナーさんは、かなり古くなったので建て直す方向で考えていたのですが、
建ぺい率、容積率の関係で、既存の家より小さくなる可能性が高いという点です。
なぜ小さくなるのかと言うと、”用途地域”という法律によって定められているのです。
”用途地域”は所有する土地の敷地条件によって決まってくる法律の1つで、以前の建物より小さなものしか建築できない場合があります。
例えば家を建てるためには、前の道路幅が最低でも4メートル以上なければいけないという法律があります。
4メートル以下の道路幅の場合は、建て変える際に道路の中心線から2メートル後退させて建てなければいけません。
このように床面積の制限を受けてしまうことにより、広い建物を建てることが出来なくなります。
よって、結果的に前の家より狭くなってしまう可能性が高いため、柱と屋根だけ残して、総合全面リフォームする方向になりました。
1階は、店舗部分だった所に大きなリビングを作り、広々とした空間に仕上げました。
2階は、2DKのアパートとして貸しています。
この物件は、色々と勉強になりました。
また、次の物件でお会いしましょう。