そ、そこをどいてくれ!!

俺は急いでいるんだ!


俺には行かねばならぬ場所がある。。

急がねばならぬ理由がある。


それなのに、こんなに大きな障害が俺の目の前に・・・

俺の目の前には 多くの騒がしい者達が。


俺をあざ笑うかのように、

互いに声を掛け合っている。

俺を見てうすら笑っているのか?


時間は刻一刻と過ぎていく・・・


なぜ、俺だけが!!


俺の進む道は 俺の前の1本のみ

俺が迂回するなどあってはならぬのだ!!

俺の道を塞ぐ者達がいっせいに動き出す・・・


なに!!大勢で群れをなす。

なんと、小さな器の集団だ!!


俺は前へ進む!!


俺の前へ立ちはだかるもの

それは

小さな商店街 アーケード下を洋々と歩く

そして!!

道を思いっきり塞ぐ


みこしを担ぐ、団体さんだ~~~!!!!


なんと、頼もしい

なんと、威勢の良い

とってもアットホームな人たちだ~~


(それでも、俺の前を塞ぐなど許される訳がない!!)


俺は道の端っこを進む。

でも・・・

進まない!!

なら・・・最終手段


迂回・・・


恥ずかしながら 右向け~右


身をひくのも 男だ!!

こんな商店街の皆を敵に回して俺は日本のトップになれる訳がない!!

ふ~日本背負うのも大変だな・・・


こうして俺は目的地にたどり着いた。





俺が急いでいた理由・・・


それは、


お笑いTVショー。。。