はい、皆さん おはようございます。
もう大丈夫です。大分、濡らしましたが・・・
ここは男の朝。
今日は最終日。会社には内緒で~~
こそっと、まるまる一日観光だ~~。いいっすかね?社長。。
(俺頑張った。多分、がんばった。 もう、いいでしょ、ね、社長~~)
モーニングコーヒーをたしなみながら、考える。
(ソファに深く腰掛けて、足を組んで優雅に)
偉そうだ、俺! 見るからに偉そうだ。格好いいはずだ!
渋すぎるぞ、俺!
話は変わるが・・・
俺、ふっ切れた。 昨日のこともあって、かなり、ふっ切れた。
ちょっと、冒険してみようと思う。
で、ひとつ提案なのだが、今日は
ノープランでどうだい?目的地だけ決めて、あとは風まかせ。
そうだ!京都に行こう!のノリで そうだ!タイ王宮に行こう!
(では、行きましょか、皆さん。ちゃんとついてくるんだよ~~)
モノレール乗って~ボート乗って~
川を上って~~18バーツ、安!(50円くらい)
いざ進め~いざ行かん~タイ王宮~~
川 、汚な!! ここは、
(かの 有名な、 そこそこ歴史とか地理とかで聞いたであろう チャオプラヤー川)
誰のせいなんだ!!俺はもっと高貴なイメージしてたぞ~~
なんだ、この濁色具合は~~
許せん!いや、許さん!(この怒り、誰にぶつけたらいいものか・・・)
(このやり場のない、怒り、 心のうちにとどめておこう。)
川沿岸、 目的地到着~~
へんなタイ人さんに声かけられるも、もう シカと。
(もう誰とも口きかないもん!
少しへそを曲げたかのような子供みたいだ、俺。)
岸から150mくらいだったか、
目の前には白い壁!!高さは6mくらいはあろうか。
そう、これが タイ王宮~~~
の 塀。。
王宮はこの塀でグルリ囲まれているようだ。
入口はどこだ~と探してると、
あっ!あった~~ 門には2人。 銃を持った兵士が・・・
ここだよな、たぶん~~うろうろする。 誰か入って行くの見たからな~~
(もう後戻りは許されない!!)
俺、いっきま~す。日の丸特攻隊、いっきま~す!
(ジャパンのシンボル?男の鏡?)(俺。今、日本背負ってる!)
いざ、突入~~ (さりげなく)
と、 止められた。 というか、捕まった!!
ここは、入口じゃなかったっか~~(どうする、俺?)
タイ語で話しかけてくる兵士。。(やばい、ピンチだ。)
(ピンチはチャンスと言うが、この場合は決してチャンスではない!!)
(考えろ、俺。)
そうだ。
こんな時こそ~~ ガイドブック!!!
俺は堂々という。。
地図を広げて~~ 「アイ ロスト マイ ウェイ。 I lost my way・・・・」
兵士は何となく~あっちだよ~みたいなタイ語を言っている。
助かった・・・間一髪
俺はガイドブックに助けられた。(ありがとう、ガイドブック!)
(一応、手首にぶら下げておいてよかった~~)(と同時に さすが、俺!)
(もう手放さないぞ、俺の命の恩人だもん!)
前にはアメリカ人らしい、一人の旅行客が。
やっぱな~知らない土地は誰かについてくに限るよな~~
俺は悟った!
ノープラン!
それはもっとも危険な賭け!
そして、無謀という愚かな行為!
ガイドブックには、ちゃんと入口が書いてある。
今日も暑い一日になりそうだ。