さて、どうしたものか・・・
ここは恥もヘッタくれもない。
だって着ないと始まらないじゃないか。(お願いするしかないか・・・)
皆さん、どうしてわからない?というのなら あえて言い訳させてもらおうじゃないか。
形はモンペみたいなの(紐が2本付いている)。
で、これは履くものだってはわかるんだよ。
でもだ、胴周りがやたら広い!俺のウェストの5倍はあろうか・・・
そんな広いの渡されても、俺の手に負えない・・・
綺麗にサイドを絞って、折るんだろうが・・・そんなブカブカの 上に持ち上げながら
上手に両端を折れるわけがない・・・俺の手は二本なのだ。。
なら、おばちゃん お願いします。。
恥をしのんで、一言、 「どうやって、着るの?」(英語)
自分は上にあげて、 おばちゃんが両端を綺麗に折る。
その前に・・・一言 「それ、裏側。。」(英語)
(おばちゃん、それを早く言ってくれ!)
でもだ、どっちが表で裏なんだ?俺には変わらんように見えるぞ!!
俺は小学生か?はたまた 幼稚園児か?
おばちゃんにはどのように見えただろう。。
無知な日本人でいいじゃないか。
でも、俺はもう日本代表でいられない・・・
ま、とりあえず はじめてもらう。
うつ伏せになって、足から背中の方に
おばちゃん、 ひたすら揉む。 無言で揉む。(一室で2人の空間)
足はくすぐったいのだが、 ここは我慢しよう。
声の一声もあげたいとこだが、ずっと我慢。。
次は背中の方へ~
ゴリ??なんだ?この違和感は?
痛みが走る
気持ち良くないぞ!!ってか 痛すぎるぞ?
背中の筋を おかしくしてないかい?おばちゃん!
(心のなかで少し痛い方がいいのかな?と少し自分を納得させる)
でも、少しどころではない。 はっきり言って痛いのだ。
そこに前からの痛みなどないのだ。 おばちゃんが筋を変にしている!!!
ゴリゴリ・・・ひたすら続く。。俺は一言も発しない!!
痛いが発しない。
なぜなら、俺は男だからだ。
日本男児なんだ~
15分くらい やられたか・・・背中ははっきり言って気持ち良くない。
おばちゃん あなたは本当にプロかい?
隣に住んでる 家事手伝いのおばちゃんじゃないのかい?
(もっと優しくしてくれよ。おばちゃん!)
俺の心の声は届かなかった。。
90分くらい経ったろうか・・・
「フィニッシュ!」
そうか~終わったか。 無言でよくやってくれたよ、おばちゃん!
話しかけられても、分からんかったがね。
そして、俺はこれが本当に良いマッサージなのか疑問だったがね・・
でも、時間はきっちり守ったようだ。
今日のマッサージの成果はいつ、現われるだろう~。実は効いていたりして・・・
そもそも、俺の体は健康体だから意味ない??肩もこらないし。。
なら、痛かったのは俺のせい??
おばちゃん、ごめん。
俺、おばちゃんのせいにしてた。
俺は人間のクズだ。人のせいにするなんて。
じゃ~罪滅ぼしに チップをはずんでやろうじゃないか。
せめてもの、償い・・・
これで俺の罪の意識を消そうじゃないか。
「はい。どうぞ。」 (英語)
おばちゃんはお礼を言う。なんて優しい人だ~
これで俺は救われた・・・
ここを早く、立ち去ろう。