怒涛の3分間ピーアール20連鎖。
客観的にみたら相当滑稽な状況に違いありません。
でもそんなこと終わったから思いますけど、やってる間は必死です。
筆者は「映画をやるんだ」と頑なに決め込んでいたため、学生時代一切就職活動をしなかったので免疫がありませんでしたが、企業面接や企業説明会などは、もしかしたら似たような光景なのかもしれません。
それでも3人目ぐらいになると短時間で最低限のことを伝えるには何を話せばいいか、相手の知りたいことを聞き出すにはどうやって話したら良いかがおぼろげにイメージ出来るようになり、5人目ぐらいになるとなんとなく「型」が出来てきました。
3分ごとにほとんど同じことを繰り返してるわけですから、緊張感も薄れ多少リラックスして話せるようにもなりました。
でも10人目ぐらいになると流石にこれは重労働だなという思いも芽生えてきました。
終点は見えてはいるのですが、早く終わらないかなという気持ちや、こんなことを繰り返して一体自分の何を理解してもらえるのか?相手の何を理解できるのか?という疑問が出てきたのも否定できません。
もしかしたらお互い緊張に支配されてろくに話せなかった一人目や二人目の人と思わぬ共通点があったかも知れないし、リラックスして話が出来ればノリが合う人だったかも知れないじゃないか?
でもたとえ3分でも、少し話して何かピンとくるものがある人には何かを感じるんだな、ということを筆者は15人目ぐらいで実感することになりました。
その方は筆者より1歳年上でした。多趣味な方で休日はヨットに乗ったりしていると、まるで住む世界が違う方ではあったのですが、絵を描くことも好きでクリエイティブやアートに対する興味がとても強いとのことでした。
筆者は他の方にも正直に映像制作の仕事をしていること、趣味といえば映画鑑賞ぐらいだと伝えていたのですが、この方はそこにとても興味を持ったようでいろいろと掘り下げて聞かれました。
ピンとくるとか何かを感じる、というのは多少大げさかも知れませんが、初めて自分に興味を持ってくれた人がいたな、と感じたのです。
第2部のフリートークではこの人に話しかけよう、と決意しました。
つづく