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『エモやんの あの人に会いたい』完全版 第5回は金田正一氏
本紙専属評論家・江本孟紀氏(66)の対談企画、『エモやんの あの人に会いたい』のロングバージョンを再録します(全7回、日曜日掲載)。第5回はプロ野球80年史の生き証人、通算400勝投手の金田正一氏(80)。大投手の体験談は、エモやんが「年間6度の研修制度を作って、選手と球団フロントに聞かせてやりたい」というほど。金言の数々をどうぞ-。(対談日=2013年11月26日)■歴史を知れ 江本 「大先輩のお話を後世に残さなければと思って、対談をお願いしたんです」 金田 「あまり無理するなよ、エモト」 江本 「いえいえ、本当にそう思っています」 金田 「うむ。まず大事なことは、昔がなければ、今はないということ。大東亜戦争、戦後のあの、すさまじい食糧難…。プロ野球の遠征も、死ぬ思いで行ったもんよ。20何時間かけて。4球団が夜行列車で団体旅行。こういう座席だよ(背もたれと座椅子が直角)」 江本 「そうだったらしいですね」 金田 「今の選手は優遇されてはいるけど、そういうものを作ってきた人たちに、歴史に、感謝の気持ちがない!」 江本 「はい」 金田 「この前、映画俳優がテレビ番組で、ワシの400勝は、人の勝ち星を盗んだからだという。そういうバカな芸能人がいる」 江本 「いかんですねえ」 金田 「どれくらい勝つことが大変で、どれくらい維持することが大変か。あの苦しい時代を生き残ってきたんだ、ワシらは。そういう話に聞く耳を持つようになれば、野球界も変わってくる。歴史を顧みないといかんねえ」■体が資本 江本 「それをわからせるため、食生活の話からお願いします」 金田 「野球は走るトレーニングをする。走り込んでも負担にならない食べ物を、まず勉強しなきゃならんのだ。朝はカレーライスなんて宣伝して、そんなバカなこと言ってるヤツいるけど」 江本 「だははは、いましたね」 金田 「子どもに朝はカレーじゃないですよ。ワシらは、メニューを緻密に高度に、やってきた。朝起きる時間、練習する時間、内容、すべてをコンピューター以上に、細かくやってきたんだよ」 江本 「僕らも子どものとき、先輩の、あのキャンプのシーンをよく見たんです。ちゃんと食え、という話が印象的だったんですよ」 金田 「タダメシは食うけど、カネ出して食うヤツがいねえんだよ」 江本 「あははは、確かにねえ」 金田 「食わされて食う物と、自分で食う物は違うんだ。それだけの資本投資を、体にしなきゃ。グラム1000円のものを食べるのは、ぜいたくじゃない」 江本 「そういう発想が今、ないんです。当時の鍋とか食材、どういう発想だったんですか」 金田 「ふっふっふ。教育よ。ワシの親は、冷めた料理は絶対に食わせなかったんだよ。熱のある料理しか出さない。ワシは(ロッテで)監督してても、選手には絶対、冷めたもの、食わさんかったからね」 江本 「そうですか」 金田 「ワシは昭和26年から、今でいうミネラルウオーターを取り入れておったから。これも母親の教育。昔の親は旅行するとき、水に気をつけろよと言うんです。ミネラルウオーター、布団、鍋、釜、全部、自分でやってきたのよ。給料は全部、食べ物に投入してきたのよ。だから400勝したんだよ」 江本 「やっぱり、食ですよねえ。肉を食うなとか、アレを食っちゃいかんというのは、ないですよね」 金田 「格闘技でも、ライオンでも何でも、肉食動物は強いぞ」 江本 「今の選手も肉、少ないらしいです」 金田 「まずい肉だから、食わないんだよ。歯が折れるくらい、噛んで食べないといかんから。口に入って、とろけていくような肉だったら、誰だって食べますよ」■力道山 江本 「さてそこで、トレーニングの話を聞きたいんですけど、よく先輩は走れ走れ、投げ込め投げ込めと」 金田 「これからの野球界は絶対に、足を作って野球しない限り、いい選手は出てこないよ」 江本 「最近、冷暖房のきいたウエート室で、試合前も後も、コレ(筋トレ)ばっかりやっているヤツがいます」 金田 「ふんっ」 江本 「鼻で笑われましたね」 金田 「面白い話したろか。ワシと力道山(プロレスラー)、よくゴルフしたんだよ。あのゴツい体に対して、ワシはスリムな体。力道山は丸太ん棒のような腕でクラブ握っておったけど、ワシの方が100ヤード、先に行くんだから」 江本 「なるほど」 金田 「長嶋(茂雄)、王(貞治)、金田、ウエートトレーニング、絶対やらん。バランスでやる。ボーリングをするのさえ、警戒していたんだから。バランスが違うから」■投げ込み 江本 「キャンプでの投げ込みはどうでしたか」 金田 「あのね。全力疾走して、足ができない限り、絶対、ボールは先行して投げちゃダメ。徹底して、投げる前に走り込んで、下半身を作ってしまえば、肩なんかいつでも、できるよ。下半身は、上半身の10倍、強くせにゃ、あかんの。それが根本。またコーチが、バカなのかしらないけど、はい40球にきました、と…」 江本 「画一的に球数を制限するチームがあります。あれ、バカです」 金田 「バカだろ。気分よく投げ始めたら、止めちゃいかんの。その、なんだ、女性との恋愛で、途中で止められたら、つらいだろ」 江本 「例の行為中ですね。あれは、つらい」 金田 「野球選手も投げたいときは、調子いいヤツは、個人に任せて、投げ切らせればいいんだよ」 江本 「肩には寿命があるから投げちゃいかんとか、アホなこと言う。先輩は年間最高で投げたのが…」 金田 「400イニング」 江本 「化け物ですね。俺が6年連続で200イニング投げたと、近所でいばっているけど、これからはもう、恥ずかしくて言えなくなりますよ」 金田 「ケアだよ。スタートとケアをしっかりしとけば。130、140球投げ終わったら、パッとそこでリズムを止めて、マッサージ。ブラぶらん、ブラぶらんと腕を振ることが、健康にいい。それをアイスでカチカチに冷やすなんて」 江本 「信じ込んでいるんですよ、アイシングが科学的だと」 金田 「ワシの記録を抜いてから、好きなこと言え。自分だけの尺度で言うのなら、人前で大きな声でやらずに、内緒でやれ。子どもがマネしてしまうよ。合う人と合わない人がいるんだから」■ローテーション 江本 「それに今、先発は1週間に1回。あきすぎじゃないですか」 金田 「エモトも気が付いたこと、あると思うけども、勝負ごとのメンタリティというものは、先発ピッチャー、5日以上あくと、かえって緊張するんだよ」 江本 「ええ」 金田 「アメリカは投球制限しながら、今は中4日か。あれ、メンタリティなんだよ。6日休んでみなさい。みんな、ほどいちゃう。それほど野球というのは、緊張するスポーツなの。ワシでも6日、7日、8日休んだら、やっぱり狂うよ。精神的にくる。かえって毎日投げた方が、メンタル的に楽でしょ」 江本 「僕もリリーフ、楽でしたよ」 金田 「ワシだって、リリーフは片手間だよ」 江本 「それ以前に、リリーフを出されることは先発の恥でしたしね。そうそう、田中(楽天)が日本シリーズで、160球投げて、次の日に登板しました。アホかというヤツがいますけど、いいじゃないですか、あれで」 金田 「無理はしない、カネは欲しい…」 江本 「そういう志の低い人間が、外からあれこれ言うのも、いかんですねえ」 金田 「ワシが長嶋のデビュー戦(1958年)に投げたときも、延長11回を投げて、翌日もリリーフで2回。で、また長嶋を三振にとったの」 江本 「伝説の4打席連続三振だけでは終わらず、実は5打席連続三振だったんですよね。それで、ピッチングはひと言でいうと、どこが大事ですか。腹筋だとか背筋だとか、ある中で」■ピッチングとは 金田 「足のバネだよ。腹筋背筋は関係ない。バランス。人間の体はね、腹筋を大きくしたら投げられないよ。あとはもう、リラックス。竹のムチのように、ビシッ」 江本 「そうか、やっぱり、これ(手首きかせてビンタ)」 金田 「木刀で打つのではなく、竹刀でピシャーとね。ありとあらゆるピッチャーの投げ方、知っているんだけど、聞こうとしないから、言わないだけでね」 江本 「そこです、問題は。僕、左利きだったら、同じ投げ方してたと思いますね。子どもの頃、先輩のフォームのマネ、得意だったんです」 金田 「リストから何から、柔らかさだ。人間の体はだんだん、硬くなっていくのよ。いかに柔軟性を保つか。それを高校生時代から築き上げてますよ。鍛えて鍛えて鍛えて、鍛えまくった」■巨人 江本 「元々、巨人に入っていたら、どうだったですかね」 金田 「やっぱり歴史は変わっていると思うよ」 江本 「トラブル起こしていたりして。アホとか言って…」 金田 「ワシはバカじゃないから、そういう問題とかは起こさないの。野球はちゃんと、しとるよ。もう、すごい記録を作ってますよ。完全試合は1回しかしなかったけど、もっとね。今の、なんだなあ。しかしねえ、よ~~~く考えてみると、今のドーム球場、無風状態。こんないいコンディションで投げまくれれば、と思ってはいるけど」 江本 「昔は屋根がありませんからね」 金田 「いっぺん、地方球場でやってみろ。夕張炭鉱でやったり、弘前の公園の中でやったり。今の選手たちは、やってみろっていうんだ」 江本 「まあでも最近は、地方でもいい球場がありますよ」 金田 「これだけいい環境だったら、ワシの記録を追いかけてみろって。昔の野球だからと片付けて、今の人はもうできないって言うけど、ウソつけ。必要とされれば登板できるんですよ」■メジャー 江本 「全盛期はメジャーリーグから誘われなかったんですか」 金田 「あった、あった。ヤンキースに、サンフランシスコからも、あった」 江本 「協約とかで、行けなかったんですか」 金田 「アイ・キャン・ノット・イングリッシュ! それになあ、今でこそテレビでもワアワア、メジャーリーグ、やっているけど、昔はニュースにもならないから、どこでやってんの? という感じだった」■ザトペック 江本 「先輩を超える投手はいまだにいないんですけど、これはいいピッチャーだなと思った人は、いたんですか」 金田 「村山(実)」 江本 「ザトペック投法ですね」 金田 「ストレートも、フォークも何も、ゆるめることを知らんのだから。全部、全力。あれはもう、芸術品よ。(対戦して)いやなピッチャーだったなあ」■敵将ながら 江本 「僕は南海時代、先輩がロッテの監督をしているとき、印象に残っていることがあるんです。大阪球場の食堂で怒られたんです。なぜかというと、スリッパ姿で、靴下をはいてなかったから」 金田 「おわあ、そりゃ怒る」 江本 「相手の監督ですよ。お前、なんだ、その足はって。あの頃、カッコつけて、あの石田純一みたいに、靴下はいてなかったから、エラい怒られて」 金田 「足を冷やすな、よ。何人も怒ったよ。そういうことを教えていかないと、宝が滅びる」 江本 「われわれ雑魚のピッチャーでも、相手の監督が、そんなこと言ってくれるなんて、ないですよ」 金田 「腹の中では、何言ってやんだと思ったんだろ」 江本 「いえ…、一瞬…。あははは」 金田 「ちゃんと聞いてたら、エモト、200勝くらいしてるわね」
「スポーツ」総合ニュース - SANSPO.COMより 2014/02/23 13:30
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G20閉幕、成長率「5年で2%以上引き上げ」合意
【シドニー=塩原永久】オーストラリアのシドニーで開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は23日(日本時間23日)、世界経済の成長率を5年で2%以上引き上げることを明記した共同宣言を採択して閉幕した。会議では、新興国に経常赤字などの国内課題を是正するよう求めたほか、米国などの先進国は「金融政策の変更は慎重に進めるべき」との認識で一致した。
[速報] - MSN産経ニュースより 2014/02/23 13:29
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劇団四季:スタッフが子供に猫ペイント 「これが私?」
毎日jp-ニュース速報(総合)より 2014/02/23 13:24
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