2025夏 北海道で里山生活 13日目 美深~初山別 | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

 2025夏 4日目 (25/08/15)

 

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北海道まで出かけてきます。

山歩と星観 と撮影を楽しもうかと。

暑い時期ですから、標高を上げて涼しい山に籠ろうと思います。

自然に囲まれた山が様々な表情を魅せてくれることを期待してます。

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羅臼岳でヒグマの犠牲となった方は26歳の東京の青年でした。
事件の場所と時間からかなりのハイペースで登山した上級者と思われます。
ゆえ熊の危険性や対策も一般人よりかなり熟知していたと想像します。
それに知床では20年以上、ヒグマによる登山者への被害も発生してなく、レアな事故。

参考)羅臼岳年間登山者7000人×20年=14万人に一人の事故。
交通事故死は4.65万人に一人、毎年なくなっています。

レアでしょ?

回避、後ずさり、スプレー、という三段階の対策が不幸にも機能しなかった、
遭遇の仕方に運がなかった事故。

残念。


さて8/15です。
ヒグマが怖くなり、前日知床を離れ紋別で朝を迎えました。
予報を見ますと8/15は午後から夜にかけて道北の天候がすこぶるよろしい。
となると気になる場所が道北に複数あります。
北上しましょう。

昼前の美深。以前ブロ友さんがご夫婦で楽しまれていたトロッコ王国が気になり寄りました。


しかし生憎の線上降水帯にぶつかったようで激しい雨。
こんな中トロッコに乗る人なんていないだろうなと思ったけど、、、

でもいたんです。
カップルとファミリー。

並走している道路側からカメラを向けますと手を振ってくれました(笑)
激しい雨の中でも楽しんでおられてよかった。

続いて音威子府駅。
音威子府から宗谷本線と分岐する天北線は平成元年に廃止、当時の展示物があるところ。
駅前に最北の駅そばを掲げています。


ちょうどお昼に良いかと思いましたが、構内に入りビックリ。混み合ってます。

さすがお盆休みです。


混みあってると言えばこの先のR40の峠道でも3台のバイクを先頭に車が10台ほど連なってました。
よーく見ると3台のうち1台は白バイ、、なるほど。
お盆休みもなく取り締まり中です。注意ですね。

R40沿いの牧草畑。
白い牧草ロールは牧草の収穫の後。つまり夏の終わりが始まったことを意味する風景です。


それと空に広がる雲。しかも雲の下の方が平らで暖かい空気と瓜谷い空気の層がはっきりしていることがわかります。
こうした低層雲は北海道独特のものと理解しています。


サロベツ湿原まで来ました。気になる場所の一つ目です。

ここでは遠景に利尻岳が見えます。

湿原の夏も終わった感じです。
やはり湿原の花々を楽しむには8月では遅いようです。
ここでの夕焼け空を見るのが夢ですが、今日は晴れ過ぎてダメそう。


オトンルイの風力発電所。
気になる場所の二つ目です。

ナビには無いこの道、昼間に探して夕方と夜が楽しみなところ。
でもこの方角は今夜は微妙かもしれません。
余力があったら戻って来てみますか。



気になる三番目は初山別の岬です。
道の駅とキャンプ場がある場所、海の鳥居があるところといった方が旅友の皆さんにはわかりやすいでしょうか。

この岬には天文台があります。つまり暗い場所で星がきれいなはず。
2年前により下見をしましたが、あの時は別の目的(白鳥の渡り観察)で北上を急いでました。


今回は条件が良いので腰を据えてその時を待ちます。
気が付くと周囲に人だかりができてました。


キャンプ場に来てた方々でしょうか?
せっかくタイムラプスの監視カメラを崖のところに設置したのに、その前に人々が覆いつくしてしまい、人しか撮れてませんでした。



一眼で撮った写真を紹介していきましょう

今日のように雲が全くないような夕陽は黄金色です。
(多少水蒸気があれば朱にシフトしていきます)

神額(鳥居の文字の板)の位置に夕陽が落ちてきました。


少々絞って光条線を出し、神様の威光を表現します。


さらに日が下がり、鳥居を浮かび上がらせるような背景色となりました。


一応、波しぶきが上がるタイミングを待ったのですが、、少し荒れた日の方が面白いのかもしれません。
自分的には前2枚のタイミングかなと思いますがどうでしょう?

さらに待ちますと夕陽は水平線に消えていきます。


水平線に消えていく様子ならやはりこのくらい大きくしたいけど、鳥居が入らず。


ただちょっと面白みがなく、移動して撮ってる人たちを入れてみました。


水平線の下に夕陽が消えますとあの喧騒とした人々が帰って行ってしまいました。
皆さん知らないんだ、本番はこれからだというのに。残念だなあ。


向こうの方に陽が落ちますと浮かびあがるのが利尻岳のシルエットです。


そして薄暮の時間になりますと、空に星々が現れ、神秘的な情景がやってきます。


その神秘的な情景はさらに深みを増しまして、本番の風景が現れました。
神域と俗域を区切る決壊である鳥居の向こうに無限に広がる壮大な宇宙の神聖な光の造景が広がています。

左の光の塊が天の川の本当の姿。

今回は色調補正のフィルターもなし、画像処理もなしの撮りっきり。

初山別の闇の威力を実感しました。

 

あと数時間待つことができたら、二つが交わるその時が来るのですが、この日は日没から2時間で闇夜を照らす月明りが差し始めてしまい、二つの接近はここまでとなりました。


半月先なら理想と出会えそうですが、次回に期待しましょう(また来るつもりになってます)

 

 本日の移動距離290キロ。

知床界隈滞在中の1週間が1日平均60キロだったことを考えると走りすぎですね。

 

 

 

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