《プチ旅活》能登半島 世界農業遺産の地 その3 | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

気ままな旅から帰宅し、今日から平常運転、、、のつもり。


今回の能登の旅では雨がよく降っている。

普段の行いが悪いのかと少々落胆したが、よくよく調べると地域の特性だとわかった。

年間何日雨/雪が降ったかという「降水日数」という指標がある。

2013年ランキングでは断トツの1位は石川県の197日だ。

ちなみに近隣の富山県の192日で2位、福井県も185日で5位。平均は126日で、一番降らない香川県は87日。

 石川県にある能登は日本一雨/雪が多い地域だったのだ。



そのような地域だから、住居にも工夫があった。

目に付いた、というかほとんどの住居は黒光りする黒瓦の屋根だった。



調べてみると、 黒瓦は、「能登瓦」とも呼ばれ、材料に能登の水田の土を使い、山の薪を燃料にして、七尾市や珠洲市などの農村地帯で生産されてきたものらしい。

黒い美しい釉薬で覆われた能登瓦は、一般の瓦の給水率の6割と水を寄せつけにくい。

また、黒く光を吸収して雪を溶かし耐寒性に優れるといわれている 。


もうひとつの見た感じの特徴は、壁には横方向の板が下の方を重ねながら打ち付けられていること。

調べみると、下見板張りといって、壁の塗り土を風雨から守るために板材を打ち付けているらしい。

住居だけでなく、作業小屋もバスの待合室までも同じように作られていた。

先人の知恵が文化として代々引き継がれてきたものであろう。


旅先で感じた小さな疑問が風土や文化と結びつき、、面白かった。
旅ガイドのマップルにはこういった説明はなく残念だ。




 
 
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