映画「ソーシャル・ネットワーク」 | 神楽坂にある印刷会社のBlog / 第一資料印刷株式会社

映画「ソーシャル・ネットワーク」

みなさんコンニチハ。NBDグループの甲斐です。

サッカーのアジアカップは日本の劇的な優勝で幕を閉じましたね。

日本人選手の評価も高まっているようで、これまでの優勝とはひと味違った喜びを感じるのは、きっと私だけではないと思います。



さて先日、映画「ソーシャル・ネットワーク」を見てきました。


はじめは、SF大好きな私としては「トロン」とどっちを観るか、当日までかなり悩みましたが(奥さんから、どちらか1本しか見ちゃダメだと言われていたので)結局「ソーシャル・ネットワーク」を見に行く事に。



この映画は、みなさんもご存じのとおり世界最大のユーザー数を誇るSNSサービス「Facebook」の創業者の実話をもとにした映画です。


一応ここで簡単にfacebookについてご説明しておきますと、SNSといえば日本では「mixi」がデファクトスタンダードですが(最近はGreeやモバゲーもユーザー数でかなり追い上げている様ですが)世界規模で見るとFacebookがデファクトスタンダードと言えるでしょう。


何せFacebookを表現する言葉で「中国、インド、Facebook」というのがあるぐらいで、要するにFacebookを国家に例えると地球上で3番目に人口が多いという意味です。


※ちなみに中国が13億、インドが12億、Facebookは6億人。映画の中では「5億人」と紹介されていますが、先日6億を突破したそうです。


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Webサービスの世界はユーザー数が多いものに情報も資本も集まっていく傾向が強いですし、月間の利用時間で、YahooやGoogleまでも抜きさるなど、ここ最近のfacebook周辺の動きを見ても、当面はfacebook優位で進行していくでしょう。


※ちなみにGoogleの利用時間は同グループのYouTubeやGmail、Google Newsなどの合計で比較されたにもかかわらず、です。つまりGoogleが束になってもFacebookの利用時間にはかなわなかったという事になりますね。



映画の話に戻しますと、最初から最後まで、速いテンポで進んでいくので退屈しませんでした。さらに実話に基づいた話だけあって結構リアルな描写もあり、かなり楽しめます。しかし、映画の各賞を多数受賞したというのは、個人的には「ホントに?」とも思いましたが・・・。


それはさておき、人々のリアルなつながりをベースにWebで一大”国家”を築いたfacebookは、映画でも「リアル」を武器にして、われわれの心を惹きつけているというわけです。



事実は小説よりも奇なり。
facebookなどのSNSをやったり、この映画を見たりしていると、人々が何よりも興味があるのは何なのかが、よくわかります。


人々がもっとも興味があるのは、芸能人やスポーツ選手のゴシップでもなく、もちろんTVのコマーシャルや、Webのバナー広告やリスティング広告でもない。


それは、友人の事、家族の事、自分ど同年代の人たちが今何をしているか、どんな事に興味があって、何を考えているのか?だという事です。


実際、mixiやfacebookを見ていれば、テレビや新聞と同様のニュースが読めますし、それに対して、自分の友達や同年代の人たちがどう思っているかもリアルタイムで分かります。


そう考えると、家に帰ったらテレビをつけるのではなく、Facebookやmixi、もしくはTwitterを見るためにパソコンを立ち上げる人が増えているというのも、ごく自然な事であると理解できます。


人々はインターネットという道具を手に入れたおかげで、何が自分にとって一番大切で信頼できるものなのかを、再認識しているのではないでしょうか。私にはそう思えてなりません。