激しい吐気
↓
激しい嘔吐
↓
激しい下痢ぴー
↓
激しい胃痛
↓
激しい頭痛
↓
激しい発熱
次々に襲われ、
この高熱を出したあと、大変なことが起きてしまいました。
近くの病院でもらった薬では一時的に熱が下がるものの
すぐにまた高熱を出してしまうので、
智ちゃんが帰るのを待ってから
救急に連れて行こうと思っていました。
帰宅後すぐ、横になっていた航ちゃんを起こそうと
部屋に入ると・・・
真っ暗な中、
目を見開き、身動き一つせず宙を見つめていたんです。
最初はふざけているのかと思い、
電気を点け近寄ると・・・
「うわあああーーー!!!」
「うわあああーーー!!!」
「うわあああーーー!!!」
といきなり奇声をあげ、
何かに怯えるように泣きだしたんです。
航ちゃんの目を見ると、焦点が定まってなくて
訳の分からないことを言いはじめました。
「くろい でんわ!くろい でんわ!」
「ぼく、しんじゃうよ!しんじゃう!」
「こわいよ!こわい!」
「たすけてー!たすけてー!」
「ママがとおくにいる!みえない!こわいよ!」
「だってこんなに差がついてるんだよ!!」
このあと呪文のようなことを唱えはじめ
完全にパニック状態に!
もちろん親も。
とにかく二人で必死に落ち着かせ、
なんとか少し正気を取り戻したので
急いで救急へ連れて行きました。
診断の結果。
繰り返し高熱を出し続けたことで
『幻覚』を見てしまったのだろうとのこと。
わたし。
航ちゃんを安心させようと必死に、
『大丈夫、絶対にママが助けるから。』
『ママを信じなさい、航ちゃんを死なせたりしないから。』
『ママが航ちゃんを守るから、安心しなさい。』
ずっとずっと、言い続けてました。
でもホントは、すっごいビビッてて
このままホントに大変なことになったらどうしようって
ちょっと震えてた・・・。
全部、自分に言い聞かせてたのかもしれませんね・・・
またひとつ、
親にさせてもらった出来事でした。
