労働マルチの実体験 エヌモのブログ DS-MAX マルチ商法 洗脳詐欺求人 偽装請負 ブラック企業 -6ページ目
「ネズミ講は違法だけどマルチ商法やネットワークビジネスは合法」「ネズミ講とマルチ商法とネットワークビジネスは違う 」こんなことを誰かから聞いたことがあるかもしれません。これらは定義があいまいなことが多く、正しいといえば正しいし、間違っているといえば間違っています。結論から言うと「マルチ商法はどこまでいこうがマルチ商法。違法か合法は悪徳であるかどうかで決まります」。ネットワークビジネスだから安心なんてことは絶対にありません。 多くの人に不幸を押し付けるビジネススタイルは間違いなく悪徳です。今は違法でなくても法規制や警察のさじ加減で逮捕される可能性が高いので、リスクが高いとしかいいようがありません。マルチ商法。マルチまがい商法。マルチレベルマーケティング(MLM)。ネットワークビジネス。これらは名称は違い、細かい定義は違いますが、根本的なことは全て同じです。これも悪徳業者の手口に「パッケージ替え」の手口です。この違いについて説明することは悪徳業者に加担することになるため、当ブログでは取り扱いません。(すべて同じことなので説明する必要もありません) 当ブログではすべてマルチ商法として扱います。「マルチ商法はどこまでいこうがマルチ商法」当たり前のことですが、この認識が次なる被害者を減らします。 労働力のマルチ商法 労働マルチ 労働マルチは不景気に強いです。いわゆるデフレ企業のひとつでもあります。好景気でも利益を上げ、不景気でも利益をあげられる強い組織運営を可能としています。しかし組織運営が強い分、その陰には多くの被害者が生まれています。不景気時・デフレ期では需要より供給が大きいため失業者が増えます。職に就くことが難しくなるため、労働市場は買い手市場(労働者側の立場が弱く、企業側が優位)になります。通常、企業は人経費が増えるため求人を減らしますが、労働マルチのように従業員をノーリスクで雇える企業はどんどん求人を増やします。買い手市場のため、多少条件が悪くても多くの人が会社に入ってくれます。 労働マルチは一人あたりの利益は少ないですが、多くの人を雇うことによって支店長以上が儲かる仕組みになっています。就職難で困っている人は仕事を選びません。しかも社会不満に溢れていたり、自己抑制が強い場合が多いので『未経験でも支店長になれば年収一千万』という甘い言葉に乗ってしまいます。労働マルチは自己啓発を多用し射幸心を煽ることが多いので、一度捕まるとなかなか抜けられません。他に仕事を見つけようとしてもなかなか見つからないですし、労働マルチで働けることをチャンスと感じているため「少し様子を見てみようかな」という気持ちになりやすいです。不景気時は従業員一人あたりの会社の利益は減ります。しかし就職難なので多くの従業員を雇うことが出来るため他の企業のように著しく利益が落ちることはありません。これが労働マルチの強みです。不景気で就職難なのに労働力をたくさん得られる。経営者にとっては夢のような仕組みであり、労働者にとっては過酷な環境です。 「労働力のマルチ商法」をご存知ですか? 労働力のマルチ商法(労働マルチ)は通常のマルチ商法のようにお金や人脈を吸収するのではなく、求人をかけて集客し労働力を吸い取る仕組みのマルチ商法です。労働マルチは日本人には馴染みが少なく、騙されていても気づいていない場合がほとんどです。実は私自身、労働マルチに加担していた過去があります。 私自身のことはこちらのブログをご覧ください。 http://ameblo.jp/dsn3/
マルチ商法とは労働マルチの特徴は、過度に射幸心を煽る従業員教育と責任をすべて従業員に押し付ける企業文化、不透明な組織運営があります。多くの労働マルチは、人を無責任に拘束し、労働力を吸収します。従業員の多くは長時間労働、最低賃金以下の収入、社会保障未加入を強いられています。労働マルチは営業代理店に多く、販売数に応じた完全歩合の給与制であることがほとんどです。労働マルチの集客方法を説明します。まず、求人情報に誇張表現を使い人を呼び込みます。「正社員募集」「月収40万円以上も可能」「未経験でも安心」「幹部候補募集」「海外研修もあり楽しい職場」と謳っていますが、実際は求人情報と違う委託契約を結ばされ、低賃金で過酷な労働環境を強いられます。それに気づいて辞めればいいのですが、従業員教育として異常に射幸心を煽ったり、恐怖を与え行動を縛ります。特に社会経験の浅い若い人は「世間ではこれが当たり前」と思いうことが多く深みにハマることが多いです。委託契約は企業側とっては嬉しい話で、従業員にコストとリスクを全ておしつけることが出来ます。このことにより、売り上げがなければ給料を支払う必要がありません。大量の従業員を雇い平均率の法則を働かせることが出来ます。ごく一部の成功者を生むことはできますが、その何百何千倍の失敗者を生み出します。社会的な認知も低いため、被害者は泣き寝入りをしてしまうのが現状です。私のいた労働マルチでは、月330時間以上拘束、月収10万円以下で働いている人が多いみたいです。仕事にかかる費用は全て個人負担です。私も月収10万円以下の月があり、貯金を切り崩しながら生活していました。「今は勉強の時期だから稼げない」「力が付けば年収2000万」という幻想を抱いていました。すべて労働マルチの手の上で踊らされていただけです。入社前の私は虚栄心もなく無欲な人間でしたが、『従業員教育』でコロッと考え方が変わりました。無欲な人間ほど、自分を見失う危険性が高いのかもしれません。この『従業員教育』は労働マルチに欠かせないシステムです。会社に居る人は全員サクラとして仕上がっており、「頑張れば社長になれる!」「自分も支店長になれる!」等の自己啓発で驚くほどポジティブです。この環境下で連日『従業員教育』をされると間違いなく考え方が変わります。図1:労働マルチの昇格の流れ 商用利用以外に限り、この画像のコピーを認めています労働マルチは図1のようなピラミッド方式をとります。従業員の成果対する利益分配は少なく、多くは上層部に吸い取られます。上層部の給料は支店長クラスで年収1000万以上と言われていますが、末端の従業員は生活すらままならないことが大半です。労働マルチの多くは『ポジティブ』という言葉を大切にしており、会社に対してマイナスのことを聞くと『ネガティブ』と受け取られ自分の評価を下げます。自分の評価を下げると指導係になれないため、次第に会社に不都合なことは話せなくなります。会社全員で口をそろえて「未経験でも頑張り次第で年収2000万も夢じゃない!」と言っているため次第に信じ込んでしまいます。新入りや指導係クラスはギリギリの生活を強いられますが、夢を信じて劣悪な仕事を辞めようとは思いません。夢は人に大きな力を与えますが、時に人を盲目にさせます。『恋は盲目』という言葉がありますが、まさに『労働マルチに盲目』という事態が今の日本でごく当たり前に広がっています。
経験者の私からすると、労働マルチが心から好きな人は好きなだけ働くといいと思います。しかし、本来は価値観が違うのに『従業員教育』により労働マルチから抜け出せなくなっている人は本人だけではどうすることもできません。とにかく苦しみます。ひっきりなしに私のところに苦しんでいる方々からメッセージが来ています。過度の自己啓発には弊害があり、夢から覚めた人は鬱や『最悪のケース』になる事が多いようです。次にあなたの働く会社は労働マルチかもしれません。労働マルチの問題は、社会全体で注意喚起を強める必要があります。 
