さて、長くなりましたが最後です。
私は本当にオーナーになりたいのか。
オーナーになって嬉しいのか。
ネットの情報を夜明けまで見ていました。
次の日、今まで感じたことがないくらいフィールドを回るのがしんどかったです。
しだいに私はオフィスでもフィールドでも他のことの考えがよぎるようになり、
やる気がなくなっている(Attitudeが弱くなっている)ことが周りに気づかれ始めました。
売り上げも落ち始めていました。
気持ちがしぼんでから2週間ほどたった時、
ちゅうぶらりんになっていく自分が嫌になり、会社の中で一番信頼していたマネージャーに相談しました。
N「実は、このまま続けていくことに疑問を感じているんだー」
マネ「ふーん、オーナーになりたくないの?」
N「うーん、わからなくなってきちゃってる」
マネ「そうなんだー でもみんな迷いを抱えながら走ってると思うよ。
実は○○オフィスの○○さんは、オーナーになる3か月前まで続けるかどうか本気で迷っていたみたいだよ。
その時にウジウジ悩んでる自分が嫌になって本気でオーナーになることを決めたんだって。
××や△△もそうやって悩んでる時期があったけど今は吹っ切れて勢いがあるからね。
みんな迷いの時期を超えてがんばってるんだよ。」
こんな感じの話をしていました。
少し前までの私だったらこの話を聞いて、「おし!がんばろう!!!」と考えると思うのですが、
この時は全く気持ちが上がりませんでした。
もっと根本的な相談「人が増えていないのにオーナーになれるのか」「ガイズを増やすことに執着している自分が嫌だ」を聞こうかと思いましたが、、、、、
聞けませんでした。
そんなことを話して相手の気持ちまで萎ませてしまったら、もっと自分の事が嫌になると思ったからです。
なにより、それは自分で決めることなので。
N「わたし、そこまでオーナーになりたくないかも」
相手「だったら、無理にオーナーになる必要はないよ。みんなそれそれ自分の意志でここにいるからね。
でも、おれはNは間違いなくマネージャーになれると思う。
おれは海外研修やチーム作りを経験してから意識が大きく変わり始めた。
マネージャーになればオーナーはすぐそこっていうから、Nはシンプルにマネージャーを目指せばいいと思うよ。
マネージャーになって、いろいろ経験してからオーナーになるか決めればいいよ。
最悪、オーナーになってみて嫌になったらやめてもいいし!(笑)」
N「うん、、、、がんばってみるよ!」
でも、この時私はやめることを決めました。すぐに辞めるというと相手が落ち込むのではないかと考えたためです。
次の日も出社しました。この日が最後の日になることと思っていたので気分は楽でした。
モーニングが終わり、フィールドを廻る前にオーナーに時間を取ってほしいとこを伝えました。
オーナー「話って何?今話してもらってもいいよ」
N「この仕事を辞めたいと思います」
オーナー「いいよ!いつ辞めるの?」
あまりにもあっさりした返答だったので驚きました。私の意識が弱くなっていることはオーナーも知っていたのでしょう。辞める人の対応もなれていると思いますし。
N「今日にでも。手続きとかがあればそれまでは続けます」
オーナー「特にいつまでいなくちゃいけないとかはないよ。今日までだったら、これからフィールドにいってらっしゃい。帰ってきたら声かけてね」
話が終わった後、フィールドに向かいました。
「辞める」という実感を感じ、次の仕事のことを考え始めました。
最後だから自己新を出してやろう!と自分を奮い立たせていましたが、すこし売り上げが出たところで足が止まりました。
もうここで頑張る必要はない。
次の仕事や自分の将来について考えなければ。
でも、足を止めることに恐怖心を感じている自分がいました。
ここで足を止めたら次の自分仕事でも大きな仕事はできない。
ここで足を止めたら今まで積み上げてきたものがすべて崩れる。
(責任感のないことをしたくなかったんでしょうね)
その後すこし売り上げを上げ、オフィスに帰りました。
オーナーに声をかけましたが、「お疲れ様でした。手続きは後日連絡するので待っててください」とさらっとした会話だけでした。
何食わぬ顔で、会社の人にハイタッチでお疲れ様をし、会社をでました。
この会社の風習なのかわかりませんが、辞める時にまわりの人に連絡をしたりはしません。
ネガティブを振りまくことを嫌うのでしょう。
私自身もネガティブを振りまくことには過敏になっていたので、何も言わない方がいいと考えていました。
会社を出たときに、昨日相談したマネージャーが追いかけてくれました。
マネ「お疲れ!今日はどうだった?」
N「私、今日で辞める事になりました。今までありがとうございました。」
マネ「エ!?そうなんだ!でも、Nが自分で決めたことだから仕方ないね」
(なんとなくなんですが、おそらく私が辞めることは知っていたと思います)
N「ホントにマネさんには感謝をしています。私は価値観が違うと思って辞めるけど、マネさんは頑張ってね!」
マネ「おう!おれがオフィスを出したら遊びに来いよ!!Nちゃんもがんばってね!!」
私の辞めるきっかけというか、辞めるに至った経緯はこんな感じです。
辞めはしましたが、会社の人や関わってくれた人に関しては感謝をしています。
短い期間でしたが勉強になったことも多かったです。
価値観の部分や、辞めた後の私の事はまだまだ書きたいと思うので今後記事にすると思います。
おわり。