「タコピーの原罪」、アニメももうすぐ最終回だそうで。


『あと2話でまとまるの?』と思っていたら、5話までを観るとちゃんとまとまるらしい(笑)。

なんか、あっという間だったなあ。


作者のタイザン5先生に興味を持ったので、次回作の

「一ノ瀬家の大罪」も読み始めました。


 「少年ジャンププラス」で読もうとしたら、無料&広告動画視聴&ジャンプコインで読めるのは限界があるので、アマゾンのKindleで電子版を買って読むことにしました。

(リンク先は楽天だけど(^_^;))


  


 



 

 

  

 


まだ3巻までしか読んでないけど、まるで良質のジュブナイル小説を読んだ後のような、濃厚な読後感に包まれます。

アイザック・アシモフや竹宮惠子先生の「地球へ…」に近いものがあるなあ、と。


あと、ほんとに藤子・F・不二雄先生をリスペクトしてるんだなあ、と。

藤子先生もSFいっぱい描いてるからなあ。


今回もいじめ問題? SF? と思いきや、展開が二転三転していき、まさに「先が読めない漫画」です。


主人公の名前が「翼」でサッカー部、しかも小学校時代の所属が「南小FC」なのって、「キャプテン翼」から来てるのかな?(笑)



一ノ瀬翼(14歳、中2)とその家族(父・翔(かける)、母・美奈子、妹・詩織、祖父・耕三、祖母・幸恵)6人が自動車で家族旅行に出かけるが、旅先で交通事故に遭い。


翼が病院で目覚めると、なんと「目覚めた家族全員が記憶喪失」になっていた!


何も思い出せない翼たち一ノ瀬家は、「かつて行ったかもしれない、架空の家族旅行の話をしよう」などと言い、自分たちを励まし合う。


一家は体の怪我が治ると退院して、住んでいた家に戻るのだが、それぞれの部屋には思いもよらぬ秘密が隠されていた!…



同級生の「中嶋」は「俺はお前の親友だ」と言い、それを素直に信じる翼だが、その先に思わぬ展開が…。


妹の詩織はなんと28歳の彼氏と「パパ活」していて、心配する翼。


父は謎のシングルマザーと「浮気」していて、それを知った美奈子は…。


祖父は事故前は物理学の教授をしており、記憶を取り戻すため、家族を助けるために何かと悩む翼を、知識や経験でもって励ますのだが…。



そして彼らの前に現れた謎の男は「俺は父親の翔だ」と名乗り、ますます翼たち家族と読者を混乱に招きます。



4巻からは翼や一ノ瀬家の面々は一体どうなってしまうのか、謎の男の正体は…?



なんか、噂によるとこの作品は「打ちきり」になったっぽいけど、一応6巻で完結はしてるのかな?


いつも「ジャンプラ」では閲覧ランキング上位だったので、気にはなっていたのですが、

どうしてもクセのありすぎる絵柄が苦手で、「読まず嫌い」になっていたのでした。



いざ読んでみたら、全然気にならないのが不思議。


むしろ、タイザン5先生は

デフォルメ上手すぎ、

描き込みエグすぎ、

何よりも絵が上手すぎ、

なのだと改めて気付けました。


ネーム、構成もめちゃくちゃよく出来てる。

「あれ、この人もしかして藤本タツキ先生レベルの天才じゃない?」

と驚きの連続なのです。


「漫画が好きで好きでたまらない」、そんな人が描いてるんだろうなあ、と強く思うこの頃。



そして「タコピーの原罪」同様、

またしても「怖い、どこかホラー」

なシーンがたくさん出てきます(笑)。


タイザン5先生が描く「ドメスティック・ミステリー、サスペンス」、

あなたも浸ってみませんか?ニヤリ