「君が心をくれたから」第5話は、雨(永野芽郁)が3週間後に触覚を失うことが分かり、


子供の頃におばあちゃん(余貴美子)が教えてくれた「素直になれる魔法」に寄せたお話でした。



春陽(出口夏希)といい、おばあちゃんといい、

人が捨てたものを拾う回


&司くん(白洲迅)、パシリになる(笑)。


う~ん、泣かせにきてるのかもしれないけど、

台詞がクサすぎてやっぱり私は泣けなかったな。


「雨ちゃんの指輪の精になりたい」とか(笑)。



癌で余命いくばくもないおばあちゃんに迷惑をかけたくないと、

一人になっても暮らしていける施設を司くんに教えてもらい、

見学に訪れた雨。


「入るのは私です」って、ヘラヘラ笑いながら職員の人に明かすのは不謹慎だし、

主治医がいない、よく分からない病気の状態で入れるのかな?


しかし、やっぱり一人で施設に入った自分を想像して、

怖くなって泣いてしまう雨。



雨ちゃんは、要するに人に真正面から愛されることが苦手なのかな?


だから、本当は大好きな太陽くんから逃げ回ってる。


幼い頃に母親から虐待されたことが、ここにきてやっと伏線回収されてきた感じ。


最初のほうに流れた、雨の想像の中の

「仲睦まじい太陽くんとの夫婦生活」、

実際には送れないのか、切ないな。



雨が高校生の時に書いた手紙を読んで泣く太陽くんは、

人を疑うことを知らない、いい人すぎるやろ(笑)。


どこまでも真っ直ぐな性格なのね。



バスで逃げて、太陽くんと永遠の別れを告げようとした雨ですが。


ここで日下(斎藤工)がいきなり「イフタフ・ヤー・シムシム(開けゴマ)」と呪文を唱え、


「あなたは今日の選択を、これから先に後悔するでしょう。(中略)でも、今は幸せな選択をすべきだ」

と珍しく雨の味方をして、


心を刺激された雨はバスを飛び降り、走って追いかけてきている太陽くんの元に向かいます。


ううむ、日下さんは過去に「不幸な選択」をしてしまったことを後悔していて、


雨ちゃんに二の舞を踏ませまいとしたのかな?



呪文の意味をウィキで調べたら、

「アリババと40人の盗賊」に出てくる

「開けゴマ!」のアラビア語だったのね。


これを知って、私は日本神話の「天岩戸伝説」を思い出しました。


彼女は名前は「雨」だけど、

太陽くんにとっては「天照大御神」のような光り輝く存在で、

心を閉ざしてしまった彼女の心を開きたかったのね。


今回は名前とは逆に太陽くんが「アメノウズメ」の役割を担った、と。



まあ、なんにせよ、やっと素直になれて、

太陽くんに本当の気持ちを伝えられて、

良かったね、雨ちゃん。


触覚を失う前に、彼に抱き締めてもらえたし。



今日これから放送の第6話では、太陽くんが逢原家で暮らし始めるらしい。


もう、同棲しちゃうのかよ?(笑)


お母さんとおばあちゃんと、3人で最後の家族旅行もするみたいだけど、


この家、「お父さん」の話が全く出てこないね笑い泣き


「雨」の命名の由来も明かされたりするのでしょうか?



いまいちファンタジーとリアルのバランスが取れてないドラマにも思えますが、

二人の恋の行方が気になるので、一応最後までは観ようと思います。