●「フェルマーの料理」(金曜22時、TBS系)


…まずは前回、9話のあらすじから。


脳の病気により味覚を損ない、料理からもレストラン「K」からも遠ざかった天才シェフ・朝倉海(志尊淳)。


彼から後を任された北田岳(高橋文哉)は、

「究極」「孤高」を求めるあまり暴走し、


蘭菜(小芝風花)や布袋(細田善彦)、孫六(板垣李光人)などレストランの仲間たちに去られてしまう。


「K」は休業に追い込まれ、自分の過ちに気付いた岳は、行方不明の海を捜し始める。


彼は渋谷の元にいるのでは、と主治医の淡島(高橋光臣)に言われ、その山奥にある修行小屋まで足を向ける岳。


岳は渋谷に出されたビーフシチューを食べ、

「海よりもまだまだ上のシェフがいるのか、

自分の知らない世界があるのか」

と驚愕する。


海は恩師の抱える農園で、

野菜を育てる仕事をしていた。


「自分はここで野菜を育てて、世界中のシェフに届ける」

と海は言うが、

再び料理の世界に戻ってきてほしいと説得する岳。





…というのが前回までの流れでしたが。


海、もう戻って来ないかと思ったら、

案外素直に戻って来たな(笑)。


高橋文哉くん、眉毛見せるのと前髪下ろすのとで、

全然顔の印象が違うのね。


下ろすと幼くて神木隆之介感が満載なんだけど、

上げると男前ラブ



で、「K」に戻ることを決意した海ですが、

弟子を気遣う渋谷先生は簡単には許さなかった。


「明日『K』に行き、『真理』が見える料理を作れば認める」

と二人に最後の大きな課題を出します。


「K」には新しいオーナーになった蘭菜がいて、

「ここで岳に料理はさせない」と。


『蘭菜、敵になっちゃったのかなあ?えーん

と思ったら、

「一人では料理させない」って意味だったのね!爆笑



岳が謝罪しても許してくれなかった布袋さんやワンさんなどの仲間たちに、

戻ってくれるよう頼み込んでくれたのは…孫六!


孫六、やっぱりいい奴で良かった!えーんえーんえーん



海が具合悪くなったところで、

みんな厨房に戻ってきたシーンは、感動したなあ爆笑



最初に岳を仲間に受け入れた時もだけど、

シェフのみんなも案外、素直(笑)。


岳が海の「舌」になり、

海がシェフたちに指示を出して

無事に「真理の料理」は完成。



渋谷先生は

「俺を神と呼んでくれるなら、

『孤高』の俺を超えたお前たちは「真理」を導き出した」

と、ようやく海の復帰を認めてくれたのでした。


その後の、海を実の息子のように育ててきた

渋谷先生が「親」としての本当の気持ちを吐露するシーンに、また感動。



で、「K」は蘭菜の店になり、

岳や彼女の宿敵だった西門先生(及川光博)も

再びお客さんとして戻ってきて、彼女の腕を認めた、と。


蘭菜も、「お母さん」を超えて女性シェフとしての自信をつけ、

お客さんの前に出られるようになって、良かったね!爆笑



でもって、岳と海が新しく出したお店の名前が

フランス語でキュイジーヌ・ド・フェルマー…「フェルマーの料理!」爆笑爆笑爆笑


キッチンに立つ二人、

もはや「おしどり夫婦」やん(笑)。


幼なじみの魚見さんは結局、

岳と「いい仲」にはなれなかったか。


恋愛の要素はあんまりないドラマでしたね。


原作が少年漫画なせいか、

あくまでも「友情」ベースなノリで。



「数学×料理」って謳い文句で始まった今作ですが、

漫画ではともかくドラマでは表現しにくいのか、


結局最終回でも数学そんなに使われませんでしたね(笑)。


主にCGの数式が「ガリレオ」みたいに宙に舞うだけで。


初回の「フォークを温める」とか、

ナポリタンの「ケチャップをフライパンで温める」とか、


中盤の「フィボナッチ数列、黄金率でできた花」とか、


料理界では一般的すぎて、そんなに大きな驚きでもなかった気がする。


もっとこう、毎回探偵ものの種明かし的な

「大きな驚き」が欲しかった。


視聴率もあまり伸びなかったのは、

そのトリックの単純さと「友情押し」が鼻についた点もネックになってた気がする。



志尊淳のお顔が整いすぎてるのだけは、

分かった(笑)。


あと、淡島さん、服汚したくないからって、

毎回裸になる意味あったのか?(笑)



高橋文哉くんは今まで知らなかったけど、

好演してたのでこれから仕事が増えそうな気はします。




●「きのう何食べた? season2」(金曜23時台、テレ東系)

…毎週観てはいたけど、このドラマに関しては感情をあまり共有したいとは思わなくて、

自分の中だけにしまう感じでした。


映画版はアマプラで予め観てて、

シーズン2本編はその続きから始まりました。



シロさんのお母さんが、一人息子がゲイであることを受け入れられず倒れ、


彼女が1年かけてその事実とケンジの存在を受け入れるまでを描いたシーズンでしたね。


両親が「自分たちが入るお墓」を探す時に息子とケンジが入るお墓のことまで考えてくれて、


最後はシロさんに「絶対別れちゃダメよ」

とまで言ってくれたお母さんえーんえーんえーん



シロさんはケンジに

「俺に何かあった時に、ケンジに遺産が行くように今から養子縁組しようと思う」

と提案するんだけど、


ケンジは

「養子縁組はしない。将来、もし男同士でも結婚できる時が来ても、一度養子縁組するとできなくなるから。

俺、シロさんと親子になりたいわけじゃないもん」

と泣く。



シロさんは「一生一緒にいられる自信はない」

と現実的なことをケンジに告げるけど、

ケンジは一生添い遂げるつもりでいる、と。


「死んだら幽霊になってついてくるのか?」

とシロさん(笑)。


あ、この家が「事故物件」なの忘れてたわ(笑)。



「おっさんずラブ」のはるたん・牧コンビは牧くん目線で見てて、


「何食べ」はおネエ入ってるケンジ目線で見てたなあ爆笑


このドラマに出てきた料理、気になって翌日デリバリーで頼んだり、自分で作ってみたりもしてました。


「何食べ」は「飯テロ」なだけでなく「パートナーテロ」でもあったなあ。


独り者の私も、人生の伴侶が欲しくなる。


こら、シロさんもケンジも、幸せすぎるぞ~!笑い泣き笑い泣き笑い泣き