12/24は時生の娘、査子の誕生日なのですが、
「クリスマスイブが誕生日なのが、あんまり好きじゃない」
と査子ちゃん。
そのわけは、
「時生の妻=お母さんの命日」でもあるから、と後で分かります。
アネモネの事務所からこっそり逃げた誠司は、葵亭の前を通り過ぎます。
その後を柚杏も追います。
二人の後を不思議がるように見る時生。
柚杏(この時はまだ「謎の女」)と誠司は中華料理屋に入り、朝ごはんを食べます。
柚杏は「私もあなたが何者なのか知らない」
と彼に告げます。
「この男、覚えてない?」
と、彼女は蜜谷の写真を見せます。
更に
「彼ならあなたのことをよく知ってるはず。
このままだと、あなたは誰かの力によって
記憶を失った殺人犯にされる」
と忠告します。
その時、ふと誠司の記憶のフィルムが巻き戻ります。
「そいつ(目の前の死体)のことはいい。山下埠頭に来い」
という電話の声(江口洋介っぽい)を思い出し、
「知ってた…? あの場所に死体があるということを。
(現場に)いたのか?」
と気付きます。
「俺じゃない。俺はやってない」
改めて、誠司は自分が無実の罪を着せられていることを痛感します。
それは一体、誰の「力」で、何のために…?
その頃、テレビ局にいる桔梗(中谷美紀)
は、公開された現場付近の防犯カメラ画像を見て、何かに気付きます。
昔のアルバムの中から、「逃亡犯の彼」が写った写真を見つけます。
それは、かつて桔梗が友人たちと共に行った富士山の麓でのキャンプ写真でした。
その時、「誠司」も一緒にいたのです。
公式サイトの次回(第2話)予告のあらすじを見ると、
「桔梗の学生時代の知り合いが誠司」
だという情報を彼女が掴んだ。
彼が無実かもしれないと考えた桔梗は、
真実を知るため、
自身の「最後の報道番組」で今回の事件特集を組むべく、動き出すーー
とあります。
この辺、「エルピス」の長澤まさみの役と被りますねー
査子(福本莉子)ちゃんが岸本(眞栄田郷敦)で(笑)。
レストラン編は舞台劇みたいだし、
一つのドラマの中にいくつもドラマがある構成が、
なんとも楽しいです。
毎回、エンディングに時計が回りながらその回を振り返ってくれるのが、ありがたい。
エンディングの曲もジャズっぽくておしゃれですね。
果たして、「勝呂寺誠司」の正体は?
蜜谷は敵か味方か?
八幡は雑誌やテレビの記者なのか、刑事なのか、なんなのか?
ちょくちょく登場人物たちに絡まる真礼は、更に何者なのか?
やっぱり月9は中途半端な恋愛ものより
ミステリーのほうが毎週ドキドキワクワクできるなあ、
と改めて思う昨今なのでした。