遅くなっちゃいましたが、月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」の考察です。
もう一度第1話を観返してみました。
まず、冒頭の「2018年のクリスマス」のシーンについて。
5年前、主人公3人は同じ場所にいたことが描かれています。
誠司は女性に別れを告げられているらしく、
桔梗は時生らしき男性に「ありがとう、さよなら」
と別れを告げています。
第1話のあらすじを公式サイトで見ると、
桔梗、時生共に過去に「忘れられない人」がいるとのことなので、
どうやらこの二人は5年前まで恋人同士だったらしい。
佐藤浩市演じる真礼はこの時、サンタの格好で子供たちに風船を配っていました。
5年後、クリングル記念公園の広場の上に倒れていて、目を覚ます誠司。
そこは「横浜うみの館」の前でした。
目の前に男の死体と拳銃があり、戸惑う誠司の元に、1本の電話がかかってくる。
「そいつのことはいい。山下埠頭に来い。逃げろ!」
と謎の男の声が彼に告げる。
1回目に観た時は『佐藤浩市の声かな?』
と思ったのですが、
2回目に聞くと江口洋介(蜜谷満作)の声のような?
逃げる誠司は、洋食レストラン「葵亭」の前にいた真礼と出会うが、
この時はお互いのことを知らず、
誠司はレストランから出てきたチンピラが職質されるのに紛れて、
「葵亭」の中に逃げ込みます。
真礼の愛犬・フランが翌朝までに逃げたシーンは、
真礼がなんでドアを開けっぱなしにしたのかが不自然に見えましたが、
彼が酒に酔っているせいだったのね。
ドラマのナレーションは佐藤浩市らしい。
中村アン演じる八幡柚杏は現場検証の場にいて、
そこに警視庁組対部管理官の蜜谷、キャスターの桔梗、
神奈川県警の刑事・狩宮カレン(松本若菜)もいた。
蜜谷は被害者の様子を見て
「頭を1発。ホシは相当銃を使い慣れてる」
と読んだ。
関内にある「国際犯罪組織アネモネ」アジトに男が入ってきて、
そこにいた2代目・笛花ミズキ(中川大志)に
「榊原が殺されました。犯人は分かっていませんが、
『誠司さんに会いに行く』と言っていたそうです」
と報告。
誠司が辿り着いた山下埠頭には蜜谷がいましたが、
彼はタバコを吸うだけで誠司に接触するわけでもなく、
果たして何しに来たのか?
電話の声の主が蜜谷なら、接触してもおかしくないのですが、
そうではなく、誠司を迎えに来た車の運転手である
ミズキの顔を確認しただけでした。
蜜谷は誠司とミズキの正体を知っていて、
誠司を助けながらもその後を追っているように見えます。
県警のカレンの上司である捜査一課長によると蜜谷には
「組対管理官の立場を利用して、
暴力団から金を回させている」
という黒い噂もあるとか。
ミズキによると、誠司は5年前に横浜に来て、
アネモネに入ってきた、と。
12/24の20時にメキシコ組織との大きな取引があり、
その元締めが誠司だ、と。
この情報を警察に売ったのが榊原で、
「誠司さんには殺せない。俺が殺したんですから」
とミズキ。
その後に「冗談ですよ」と否定しますが、
果たして本当に彼が殺したのか?
レストラン編では、
「シェフの若松だけが来ない」
とスタッフたちが騒いでいましたが、
このまだ登場していない「若松」という男、
何か事件やストーリーに関係あるのかな?
真礼=若松、ってわけじゃないよね?
佐藤浩市の正体がいまいち謎ですな。
誠司とミズキは横浜のアネモネ事務所に警察を巻きながら移動して、
「俺に電話してきたのはお前だよな?」
と誠司。
時間を置いて「…はい」と答えるミズキ。
…違うよね?
その時ミズキに電話がかかってきて、
「裏切り者は一人じゃない可能性もある。
誠司を見張れ」
と電話の向こうの声が告げる。
…この声、どう聞いてもエンケン(遠藤憲一)さんなんだけど(笑)。
「裏切り者」=警察に取引の情報を売った榊原の他にもいる、と。
う~ん、ここまで観ると、
誠司は
「犯罪組織に身分を隠して潜り込んでいる
警視庁の潜入捜査官」
っぽいですね。
警察から逃げる時の軽すぎる身のこなし、
アネモネの事務所にあった防犯カメラの存在に気付き、
見張りの着ていたコートと自分の黒いコートをすり替えて
ミズキの目を盗み、こっそり逃げ出したところとか。
なんか、無意識に警察官っぽい動きを随所で見せてる。
葵亭から逃げる時も、自分のコートのポケットに
拳銃がないことに気付いていたし。
…長くなってきたので続く。
