いよいよ、明日9/23(土)に迫った、
「最高の教師」最終回、第10話。
今まで、
「星崎くんは犯人じゃない! ただの癒し系キャラだ!
あくまでも里奈の味方だ!」
という主張を貫いてきましたが、
9話に来て、3D内の怪しかった人物が全て消去されてしまったので、
残る人物の可能性について、考察していきたいと思います。
九条里奈突き落としの事件について、
「星崎犯人説」
「浜岡犯人説」
この二つのパターンを中心に。
まず、第9話で気になった、各人物の発言。
●相楽琉偉
「俺の親父からお前の親父に、今までのお前の悪事、全部チクってもらった。
西野が困ってるって、お前に話したの誰だ?」
●九条里奈
「2024年3月10日、この日までの約半年の間、私は『何故なのか』と考え続ける。
そしてその日、『あの人』と対峙することになるのだから」
●鵜久森美雪(鵜久森叶の母)
「娘に『それ』が起きた時…とても悲しかった」
●九条蓮
「自分で自分を…っていう選択をしてしまう子は、決して弱い子なんかじゃない。
優しくて強すぎる子だから…」
ここからは、ノートに書いたメモ的な記述をそのまま書いてみます。
●相楽の発言
…浜岡は何故逃げ回ってる?→罪の意識がある。
→浜岡の父親が鳳来高校の校長? または警察官?→父にバレると困るから逃げ回る。
相楽父と浜岡父は元々知り合い?(お互いに何らかの権力者である可能性)
→だから息子同士もつるんでた?
浜岡は父親への反発心で数々の悪事(パパ活サイト運営、文化祭襲撃、今回の盗撮など)に手を染めていた。
●九条里奈の発言(独白)
…1周目と2周目の卒業式突き落としの犯人が同一人物である。
現時点では、犯人の目星はついているが、「動機」が分かっていない。
九条は教室の1学期の映像を観ている→犯人は3D内にいる。
今までの映像の中から、怪しい動きをしている生徒に注目している。
●鵜久森美雪の発言
…「それ」とは、「自らの命をなげうつこと」を指す?
それとも、「娘の死」そのものを指す?
鵜久森母も、2周目の人生?
「1周目の娘の自殺」を知っている?
→しかし、このドラマの世界では
「2周目を送るためには、1回亡くなっていないといけない」ので、
鵜久森母が2周目である可能性は低い。
●九条蓮の発言
…鵜久森の「自分で自分を…」という死因を知っている→蓮も2周目の人生?
里奈の「2周目の人生発言」をすんなり受け入れて、妻がクローゼット裏に隠していた生徒一覧表も、各事件の日付メモも全部見つけている。
2周目なら、1周目はどこでいつ、亡くなった?
→1周目は里奈と離婚しているので、別れてから交通事故や病気などで亡くなり、
『もう一度、里奈とやり直したい』と強く願い、2周目の人生が始まった。
彼がタイムリープしたのは、
「2023年4月21日、自分が離婚届をテーブルに置いた日」。
ここで、浜岡、星崎それぞれの犯人説を紐解きます。
●浜岡
…自分に「忠誠」を誓っている星崎に頼み、卒業式の日に九条を突き落とさせた。
または、自分で鳳来高校の制服を着て、直接九条に手を下した。
1周目はパパ活サイト絡みで江波にカッターナイフで刺され、痛い目に遭っている。
「動機」はある。
●星崎
…九条は1年間ずっとクラスを見渡して、各生徒の様子を窺っていた。
その結果、
「無自覚に人を傷付ける動物そのもの」なのは、相楽一派や西野たちだけでなく、
「他にもいる」と気付いた。
星崎は、自分が行動することでクラスがどう変わるのか、ずっとワクワクしている様子だった。
鵜久森が立ち上がった時も、亡くなった時でさえも。
一方、「クラスを面白くしてくれる」浜岡には「忠誠」を誓っていて、
実は文化祭襲撃にも浜岡に呼ばれ、教室まで手引きするなどして、参加していた。
(元々浜岡に指示した相楽はそのことを知らなかった)
★星崎の動機
…「尊敬していた浜岡さんが警察に捕まった。退屈なクラスを面白くしてくれていたのに、九条は余計なことをした」
…しかしこれでは、制服姿の浜岡の映像を何故
東風谷や九条に見せたのか、
理由が分からなくなるんですよねー。
ここからは、「ターニングポイント」になる第4話での出来事を振り返ってみます。
●栖原がバンドの先輩として、星崎に浜岡を紹介。
星崎は浜岡から「おごってやるよ」と言われ、
「一生ついていきます!」
と言った。
浜岡は江波の幼なじみで、彼女にパパ活させようとしていた。
●1周目…江波は浜岡を刺して、傷害で警察に捕まる。
●2周目…江波はパパ活や逮捕は逃れた。
その後、栖原に告白される。
●居酒屋で星崎は、栖原と九条の会話を盗撮。
(「カメラを置き忘れた」と東風谷たちには嘘をついている)
↓
東風谷や鵜久森たちに「九条先生はタイムリープしているのかも」と言ったり、
「さすが人生2周目の人が言うことは違う」
と九条に向かって言ったりしている。
星崎が九条のタイムリープに気付いたのは何故?
事件の日付を言ってたから?
【星崎の犯行動機】
●1周目のヒーロー:浜岡
(彼が刺されて怪我をしたから、その復讐のため)
●2周目のヒーロー:九条
東風谷に浜岡の映像を見せたのは、九条を動揺させるため
(星崎自身の判断または浜岡の指示で)
↓
結果、九条と相楽が動いて浜岡が追い詰められ、警察に逮捕された
↓
逆恨みからの犯行
【突き落としの犯人、その他の可能性】
1. 九条里奈本人…1周目の本人を、タイムリープした2周目の里奈が襲う。
動機は「何もしなかった自分へ」
2. 東風谷葵…1周目も2周目も、鵜久森を失った悲しみから九条を恨んだ。
3. 鵜久森母…東風谷同様、娘を失った悲しみから。
九条が星崎くんに説教するシーンが、どうしても浮かばないのですが、
犯人だとしても、犯人じゃないとしても、
「星崎サイコパス」のキャラ像は変わらないな(笑)。
九条が「私は生徒に…」と呟いた後に、
「それは『憶測』にすぎない」
鵜久森事件の犯人・西野たちが卒業式に出られるのも不思議ですが、
九条の後ろから
"「青い服を着た人物」が近付いている"
という指摘もあり、その人物が犯人(生徒ではなく、教師などの大人)説も出ているようです。
いつも青い服を着ているのは、
3年C組担任・地理歴史教師の
「林 結起哉」
なんですよね。
伏線があるとすれば、鵜久森事件が起きた後の、
3年A組、B組教師二人と一緒の部屋にいる時、
「怖いんだよ。俺が何か行動していれば、こうはならなかったんじゃないかって」
的な発言をしていたことぐらいなので、
私としては、その可能性は低いと思いますが…。
「平穏な日常が、九条のせいで壊された」という動機。
●番組サブタイトルの
「私は生徒に■された」の
「■」の部分解明
…このままの考察だと、
普通に「殺された」で、
昨今のテレビ業界のコンプラ絡みで
「そのままの表記ができなかった」
のが理由かと。
ドラマ内でも「自■」「他■」という「名言」を避けている感じだったので、
私はそこがずっと引っかかっていたのです。
ドラマラストも、このままの流れで九条は「運命通り」に
一人の生徒に突き落とされるか
争うかして亡くなり、
残った生徒たちからは
「九条里奈は『最高の教師』だった」
と言われる、そんなバッドエンドを私は想像してしまいます。
TVerスピンオフの「3年後の僕たちは」でも、
元教え子たちが話す素振りに
「九条が既に亡くなっているような印象」
を受けます。
九条が生き残るよりも、運命のままに亡くなるほうが、
「もし、彼女のように生徒と本気で向き合う教師がいたら」と
「現代を生きる現役の若者たち」に「考えさせる」きっかけにはなりそうです。
「私は生徒に愛された」
「許された」
「生かされた」
「諭された」
など、九条が生き残っての「ハッピーエンド」を望む声も多いようですが、
今のところ私が考えるラストは、こんな感じです。