約半年ぶりの更新となってしまいましたので最初に近況を簡潔に報告させていただきますと、変わらず再発はなく前回の入院から約2年半が経過しております。また、体の動きも相変わらず非常に緩やかに戻ってきているような感じです。
先日、久しぶりに神経伝導速度検査を受けました。この検査は頻繁に再発していた時期には入院の度にやっておりましたが、直近は再発、入院していなかったので全然やっておりませんでした。結果はどうだったかというとまだ異常な反応が少し見られるものの、頻繁に再発していた頃からは大幅に改善しており、特に手については神経の伝達速度が100%の状態に戻ったとのことでした。今の自分の動きからして大幅に改善しているのはもちろん想定しておりましたが、まだ手だけとはいえ健康な人と同様の状態まで神経が戻ったということが非常に嬉しかったです。とはいえ、悪かった時に筋肉をかなり委縮させてしまったので自分の体感的にはまだ元の自分の60%くらいに感じます。ですが、神経の伝達速度が元に戻っているのならあとは筋トレ等自分の頑張り次第だと思われますので俄然やる気が湧いてきました。
ですが、さすがは難病といったところか良いことばかり起きているわけではありません。そもそもなぜこの検査を今回なぜやることになったかというと、いよいよネオーラルの減量が始まる予定であり、その判断材料にするためなのですが、減量する理由として良い状態で再発なく長く維持できていることはもちろんなのですが、ここ最近副作用が強くなってきており、立て続けに膀胱炎と腸炎になるなど感染症に非常にかかりやすくなってしまっていることも大きな理由となってしまっております(そもそも免疫抑制剤なので副作用ではなく正当な作用ともいえますが…)。膀胱炎は抗生物質を飲んでしばらくしたらよくなりましたが、1回だけですが短期間で再発してしまったりもしました。また、腸炎の時は何日も39度の熱がでましたし、念のためということで大腸内視鏡検査もやったり結構大変でした。免疫抑制剤服用生活にも大分慣れてきており、常時マスク着用をはじめとして感染症対策はかなり万全に近いものがあるのですが、それでいてこういう感染症になってしまうのは正直お手上げ状態です。ネオーラルの減量でこうしたトラブルが減ってくれる事に期待するしかないです。一見は普通の状態に近くなってきてはいるのですが、まだまだこうしたトラブルが色々残っており、難病らしい側面もまだ全然消えてはいないなあとも感じております。